相原勇がえらいことになってるっていうんで、あまりテレビを見ない私ですら知ったこの話題。
相原勇!?だれ?と最近の若者なら思うことは必至。「ああ」と分かるのは私と同世代または上世代です。
この人↓
相原勇(あいはらゆう)さんっていうのは「いかすバンド天国」という歌番組があったのですが、その番組の司会をしてた女性タレントなんですね。
今でいうと近い人思いつかないんだけど、突拍子もないことをいう元気系のアイドルみたいな?要はバラエティもできるショートカットのアイドル(ボーイッシュ枠)だったんですね。
↓16歳の時。かわいい。昭和アイドルってみんなこんな感じの髪型してたし、素朴でしたよ
手っ取り早く結論を読みたいかたはこの章に直接飛んでください。後半部分のまとめの序盤部分ですよ。
「相原勇」って聞いて思ったこと「ああ、そういえばいたなそんな人」という・・・

彼女は今50歳みたいなんですが、あまりの変わりようにざわざわなってしまったということなんですよね。
この人が・・・
35年経つとこうなる・・・!?
え!?誰!?
50歳・・・・ハワイで暮らしてるので、紫外線に当たりすぎてこういう風になってしまった(としか思えない)
まあ私も若い時の顔と今の顔比べられるって本当に嫌なのはわかるんですけど、これはちょっと変わりすぎではないのだろうか・・・・
一応「元有名人」の枠でテレビ中継に出てるわけで、世間の衝撃は大きかったみたい。
テレビに出なくなった芸能人って、でなくなったときのままの顔で印象が止まってるので、余計ですね・・・
アラフォー・アラフィフ世代に衝撃を与えたところで本題を。
結婚前に消えた男。このいざこざには男女関係のエッセンスが詰まっている

まあ相原勇の記事をわざわざ開くのは同世代と仮定して話を進めるのですが、この人といえば「曙」というイメージが非常に強い。
もともと曙とお付き合いしていた相原勇。その時点で「なんで相撲取りと相原勇!?」となりましたが。
その後(1997年)付き合ってたはずなのに曙と連絡が取れなくなった(つまり音信不通)になったことで相原勇がそこそこテレビとかでその辺発信していたと思う。週刊誌にもさんざん書き立てられていた記憶もありますし。
いや、ただの男女関係のもつれだよねこれ!? (B級アイドルの)
男性と付き合っていて、相手が逃げたと。連絡も取れなくなって(結婚しようね、したいね、と話していて)
でも「この人逃げたんですー!」っておおっぴらにした時点で「やば過ぎる女」になってしまう(今風に言えば地雷女)
私が男でも怖くて何も言えないよ。というか、この時点でもう関わりたくない。二人だけの話を、世間に公表して、そりゃ客観的事実だけを見れば逃げたほうが責められるにきまってるんで、要は世間を味方につけてる訳ですよね。
それってフェアじゃないよね。まあ「もういやだから付き合いたくない、別れよう、結婚もしない」と言ってから逃げなかった男性側も悪いんですが、正直こういうことする人だって分かってたから逃げたんじゃないのか・・・と思うんですよ
深く知れば知るほど戦慄。当時の状況を時系列で書くと本気でやば過ぎた

この二人の話を知らない若者世代や、当時を知る世代にも簡単にわかるように時系列を整理するとやば過ぎました(細かい部分は、二人が20年ぶりに直接対決した番組の二人の話から補足)
【❤交際期❤】
レギュラー番組8番組を持っていたバラエティタレント相原勇と、横綱・曙が交際
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曙は相撲をうまく取れないことに苦悩。相原勇には「結婚は少し待って」と伝えていた
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相原勇がレギュラーを全て勝手に降板。曙は相原のプレッシャーまで負うことに
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「結婚はできない」と伝えた(つもり)だが、相原は「言われたことはない」と認識
【😒破局期😠】
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以降曙とは連絡が取れず(音信不通状態)結婚を大々的に匂わせていた相原は崖っぷち
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半年後曙が記者会見で「いい人を相談してください」と発言。のちに別の女性と婚約
【😠泥沼の戦い期😠 ←以後20年継続】
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激怒した相原は、二股交際の話や私生活のことをマスコミに暴露。
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曙が叩かれる。酷い男・二股疑惑・横綱にふさわしくない、など。曙は沈黙したまま
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相原暴露本「ありがとう」を出版。ハワイにいきバツイチに。現在は再婚している。
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20年近く経過した2015年、曙とのことをさかんに相原がバラエティなどで話すように
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2017年、ついに直接対決し、番組で本音をぶちまけ合う
いやあ怖い怖い、まるでスッポンです。またはカミツキガメだろうか。
付き合ったのが間違い。確かに結婚しなかったことは正しい、そう思わざるを得ない。
「婚約破棄」これは特に芸事で注目されない芸能人にとっては最大のトピックである
いつの時代も定期的にいるのが、こういう私生活切り売り型生存戦略の女性タレント。
もれなく女性であることはやはり「男は済んだことをぐたぐだいうのはみっともない」という世間の風潮や、恋愛ごとにいつまでも執着するのは男のやることじゃない、みたいな見方もあるんだと思う。
しつこく過去を暴露する側が女性になった途端、被害者になっちゃうから不思議
いくら男女平等だのジェンダーフリーダの言われている世の中でも、この構図は今も変わらないと思いますね。
どうしたって、女が泣いたり嘆いたりしてる場合、圧倒的に男が悪い、という流れになるわけで。女を悲しませる男はロクデナシ扱いの上、都合が悪い時には逃げる男、というマイナスイメージが付く。
実際、このときも曙は悪い意味で男の美学を全発揮。一切男らしく弁解しない・言い訳しない・コメントしない、という姿勢を貫いたが、それが災いしたのか、相原にいわばボコ殴りにされ続けた形。
何を言われても反論しない相手にどんどん怒りで頭に血が上った女が言いたい放題。泥仕合というより一方的に泥を投げつづけてる形でした。
本当に好きだったらこういうことして平気なんですかね。好きな相手が人にたたかれて平気な時点でなんか同情できないし、欲得ずくっていう気がするんですよね。
好きなのは自分だけというふうにしか見えなくて。自分が同情してもらうために、結婚したいとまで思った相手が世間に叩かれても平気だっていうのがちょっと。
というか、こういうのって小学校時代から変わらぬ構図じゃないですか。とにかく女が泣くと「謝れ」だし「言い訳するな」だし「かわいそう」の大合唱でしょ。
泣きゃあ全リセットかよ!?と当時の私は思ったものでしたが、もうこういう男女ごとのいざこざを世間に持ち出した時点で、どう考えたって(多少女が悪くても)男が責められるのは確定でしょ。
当時私は大学生だったんですが、それぐらいの年でも
と思っていたし、世間のおおかたのまっとうな人は、いつまでも曙のネタを引っ張ってる時点で「ああ、こっちのほうに問題があるんだ」とうっすら思ったと思います。
男とか女とか関係なく、もう終わったことをまあ具体的には一年以上言い続けるとちょっとやばいですね。
あなたには彼しかいないのか、とあまりしつこく言われるとだんだん周囲も辟易し、そういう感想も出てきます。
愛憎半ばっていうやつは時に「執着」となる。愛は消えて「憎しみ」だけが残る

本当に曙が好きだったんでしょうか?好きというか執着とか復讐心にしか思えないんですよ。20年ですよ?
私も「あいつ絶対許さない許さん許さん許さん」という男は居ますよ。その男「10年後にどうこう」って一人で酔いしれてて「君と夏の終わり~将来の希望~忘れない~」とかあの花OPの元歌流しやがって最後まで本当にいけすかない男でしたけど。

いまだにあの花であの歌が流れるとイラッイラするんですけど
もう見えないところにいるからどうでもいいし、いっそこの間なんて10年も経ってないけど
「ああ、そういえばあいつ名前なんて言ったっけ・・・K野・・・K野・・・」
と下の名前が思い出せなくて
ザマーみろ!名前も思い出せないしお前なんかもう脳から消去されてるからな!
と心底爽快な気持ちになり、非常に清々した気分になりました。
これは私が非常に彼のことを厭い、憎んだからそうなった
つまり10年ぐらい経ってそういえばそういうのいたな、と一瞬だけ思い返すということ
であり、大概の女って自分に嫌な思いをさせた男なんて
別れた時点で写真も捨てるし貰ったものも捨てるし、なんなら質屋に売るし、メールも全削除。電話番号も速やかに消去。なんならそいつと繋がる人間関係すら断捨離
する生き物ですから、10年覚えられているだけでも御の字ですよ(下の名前は忘れてたけど)
まあたいていの場合、女にいやな思いをさせた場合に限り心のデスノートに暫く残ることになるのですが、それって好意とかいつか恋愛に変わるものではなくて
あの男が破滅したところを心底見たい。それを笑いながら見捨てたい
という心理ですから、くれぐれも勘違いして爪痕を残して忘れられないようにとかしないでくださいね。
男性が大っ嫌いな男を嫌って破滅したらざまあみろ、と思う気持ちと変わらないですからね?
※この心理、日本語で言うと「メシウマ」ドイツ語でいうと「シャーデンフロイデ」といいます。
相原勇は「敵認定」した曙になぜあんなにも執着してしまったのか

まあそんなどうでもいい話が長くなってまで何を言いたかったかと言うとつまり、この騒動を一度一つの流れとして把握した時の感想
相原勇にとって曙を憎むことがもはや愛が変質云々ではなく、ライフワーク化していたのではないか
ということ。
相原勇は非常に根気強くまたある意味「生真面目」であったため、ここまで長引いたのでは
ということ
(先に私が言いましたね。女はこんな別れ方をした男のことなんてすぐさま忘れるもの)です
長年の仇敵を討ち果たした侍が生きがいを失った、この心理に近いのではないか
ずっとずっとここまでこの事件を持ち越せたというのは
であり、今回その執着が一つの「番組」として成立し、ずっと自分が思い描いてきたように「公式に曙に文句を言う」というビジョンが自分の行動で成立したため、彼女の中でガラガラと屋台骨が崩れてしまったのではないか、そう思うわけなのです。
つまり「憎しみ」だとか「執着」だとか「固執」というマイナスの力であれ、もはや20年も抱き続けた感情は彼女の中で重要な柱になってしまっていた。
しかし、それはついに何の文句もない、完璧な形で果たされる。世間的にももういいじゃない、そうなります。
これまで彼女がちらちらマスコミに取り上げられたのは、間違いなく曙とのエピソードがうやむやに終わったこと、それに尽きた。
しかし、自分が納得すること、憎んですらいる相手に直接言葉を掛けられることと引き換えに、その唯一の武器を失ってしまった。
そこまでは多分、彼女は「綺麗な、美人な、こんな女を捨てて後悔した!」と曙を悔しがらせるために、いわば女として爪を研いでいたのだと思うのです。
ね、綺麗だったでしょ? なのに、曙とのが終わったとたんこれですよ
ちゃんと体型も保ってたのにね・・・
今日分かった また会う日が生きがいの destiny

不変のラブソング、ユーミンの「destiny」この歌の歌詞が的確にこの女性心理を表しています
傷あとも知らないで 冷たくされて いつかはみかえすつもりだった
それからどこへ行くにも着かざってたのに
どうしてなの 今日にかぎって安いサンダルをはいてた
今日分かった また会う日が生きがいの destiny
松任谷由実 「destiny」
要は、この女性は自分を冷たく捨てた男を見返すために、いつもきれいな装いをしていた、と。
この男にもし偶然再会しても、きれいであれば「私は幸せなのよ、あなたなんていなくてもいいんだから」
というメッセージを伝えることができる。もう恋愛感情ではありません。
憎悪に近い「復讐心」からです。そんなにロマンチックなものではありませんよ。
「見返してやる」その願望こそが彼女を支え、現役の女で居させたのでは
該当部分:一分4秒あたりのフレーズ
今この文章を書いていて、この歌が非常に彼女の心情に近いのではないのかな、と思いましたね。
ざっとネットを見た時点では、相原勇が劣化した、という方向性でしか書かれた記事しか見つからなかったのですが、女の心は女なら少しは分かるのではないかな。
じゃあなんで劣化したの!?紫外線、ってそんなアホな話はない。
どう考えたって、長年の敵を討ち果たした侍の気分が近いのでは。忠臣蔵でいうといわば「吉良邸への討ち入りが終わった」状況。
女としての根幹、強い屋台骨や土台のようなもの、それが相原勇にとっての「曙のこと」だった。
それがなくなったとたん、ガタッと来た、だから予想以上に彼女の内面にはこの事柄が大きな比率を占めていたのではないでしょうか。
それが同性目線で見た「相原勇劣化」の背景だというのが私個人の見解です。