【鎌倉時代の毒男】吉田兼好のわがまま言い放題【毒吐きまくり】


以前、吉田兼好さんの前職が帝のボディガード(滝口の武士)説に基づき、彼がイケメンマッチョだった話を勝手に展開していきました。

兼好法師って日本人ならば国語の教科書に必ず載ってる人じゃないですか。そこで悟ったようなことを言う、落ち着いた風流人みたいなおじいさんをイメージするでしょ。

また、文学史とかに載ってる顔が、おじいさんだし!

 

平たく言うと兼好は帝のSP(バリッバリの肉体派であろう)の武闘派。

帝の近くに居たものなので容姿端麗である(みっともない容貌のものは傍に置かれない)

隠居はおじいさんになってからではなく、30歳(つまりバリバリ男盛り)

 

という推測に基づきます(兼好「滝口の武士」説から)

今回はそんな設定をベースに(しわしわのおじいさんの兼好法師)ではなく(イケメンでガタイのいい男性)がこういうことを言ってると思って読んでください。

兼好さん、現代の感覚からするとかなり男女差別的な言葉が多いですが昔の人なんで許してあげてください

兼好さんはいわゆる「女嫌いの男」の走りである(鎌倉時代の毒男)

現代エッセイ訳 徒然草 - すらすら読めて、すっきりわかる - (ワニブックスPLUS新書)

人に気を遣わせる女は、いったいどれほど偉いんだよ、と俺は思うよ。やっぱ女は本性結構ねじれてるし、結構俺もひどい目には合ってる

我が強いし、強欲だし、道理を知らないしすぐ「あれがいい?あっやっぱりこっちがいいかも~」とか言って心移りするしw

どうでもいいこと聞いてるのに答えないから「お、なかなかおしとやかな子だな!」と思ったら呆れるよ。聞かれもしないことをベラベラ喋ったりして、物事を全然深く考えない。

体裁はいいから表面上はかわいらしく装ったりするから男より賢いのかと思ったら所詮は浅知恵で後からバレるの分かってない(底が浅いんだよなw)

男が女の子のいうままになって、女の子によく思われたいってことばっかり気にしてしまうのは残念だよ。なんでこんなに女の子に気を使わなきゃいけないのかねえ。

(そんなにモテたい?俺はそんなにまでしてモテたくないね)

まあ、賢い女がいたらいたで、それも面倒くさいけどね!

一部私が現代風にアレンジして意訳してみましたが、だいたいこういうことを言ってます。

おまえら・・・鎌倉時代からいたんだな・・・

原文)

かく人に(ぢらるゝ女、如何(いかばかりいみじきものぞと思ふに、女の(しやうは皆ひがめり。

人我(にんが(さう深く、貧欲(とんよく(はなはだしく、物の(ことわりを知らず。

たゞ、(まよひの(かたに心も速く移り、(ことば(たくみに、苦しからぬ事をも問ふ時は言はず。

用意あるかと見れば、また、あさましき事まで(はず(がたりに言ひ(だす。

深くたばかり飾れる事は、(をとこ智恵(ちゑにもまさりたるかと思えば、その事、(あとより(あらはるゝを知らず。

すなほならずして拙きものは、女なり。(上の翻訳部分の原文 「徒然草」第百七段より)

 

その心に(したがひてよく思はれん事は、心(かるべし。(男が女に一生懸命好かれようとするのは情けないね!)

されば、何かは女の(づかしからん。(女なんてたいしたことないじゃん)

もし賢女(けんぢよあらば、それもものうとく、すさまじかりなん。(かといってあんまり賢すぎると近づきがたいよね)

たゞ、(まよひを(あるじとしてかれに(したがふ時、やさしくも、面白くも覚ゆべき事なり。(恋って駆け引きしたり振り回されるのが面白いんじゃん)

うわぁ・・・現代にいたらツイフェミに晒されて燃えそう。絶対燃える。トゥギャッターにも載るしまとめで拡散されまくり、役所に苦情の投げ文殺到しそう。

紫式部と清少納言とディスりバトル開いてほしい。時代が違うけど。Fateで吉田兼好出して清少納言とけんかしてほしい。

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女嫌いですね。よっぽど女に酷い目に合わされたんですよ、これは。

でも以前「恋の悲しみとか何にもしらない男は面白くないし、そうやって色々悩むけど「吉田さんって素敵!モテるんでしょうね!でもいい男だから、たぶん付き合えないな~」と思われるのが理想、とか言ってたんですよ、この人。

つまり、女は嫌いだけどモテないのは嫌だと。

わがままか!!!!!

察するに可愛いだけのあんまり頭のよくない娘と付き合ったんですね

このブツブツ言ってる感じ、顔で選んで軽薄な女の子と付き合ってみたのはいけど

つまんねえ!ケーキと食べ物の話とどーでもいい噂話しかしねえ!話があわねえ!サッカー(蹴鞠)のセリエAの話をキャッキャッとできる彼女ほしい、とか言ってる人と同じ感じなのではと思ってしまう。
でもここまで読んできて思いませんか?この人正直言ってモテますよね。
いや、人間の特質としてどうこうじゃなくて、散々女性と付き合ったからこそ嫌な部分を知って「もー女ってダメダメ」と文句言ってる感じが非常に強い。
美味しいものを食べすぎたから「もうケーキはいいわ、やっぱり日本人はあんこだわ」と言ってる感じがするんですね。
それなりに女に痛い目に合わされた、彼なりの体験から出た言葉なような気がしますね。
続いては、すべての独身主義に「そうだ!」と同意されそうなこのお言葉。

鎌倉時代の独身男 吉田兼好氏(30歳)「独身キャラ」を貫く強がり発言

帰ってきたもてない男 ──女性嫌悪を超えて (ちくま新書)

男は世帯なんかもつもんじゃないと思う。「家に帰っても一人だし結局ずっと一人でねえ」なんて言っている独男がいると「感じいいなあこの男」と思う。

だから「あの娘の旦那になりました」とか「この娘が俺の奥さん、同棲してるんだ」なんてデレデレしてると幻滅するよね。なんであんな大したことない女にそんなにやにさがってんの?と思っちゃうしさ。

結局のところ、そんな男と一緒にいるんだから女のほうも同レベルで大したことのない女なんだよ。結婚したもんで安心して、ふんぞりかえった女なんて鬱陶しいと思うんだけどな。

(中略)

どんな女の子でも、一日中一緒にいると鬱陶しいことも多いだろうし、イラッとくることもあるし。

女の子もいろいろ世話を焼こうとして気疲れするだろうし、時々彼女の家に遊びに行くぐらいがちょうどいいと思うし、そっちのほうが長続きするよな。

毒舌スパーク辛口男。兼好はずっとこんな感じ

兼好法師 徒然草に記されなかった真実 (中公新書)

(中略)の部分はあんまり酷いので省きました。世の中の既女を敵に回しそうなことを言っています。

もう大抵の女性はここまで読んできて大概「なんだよこの男俺様っぽい、最低」とビキビキなってると思うんですが、兼好さんってこんなキャラだったんですね・・・

悟ったようなことばっかり言ってるおじいさんが言ってたら腹立たないですよ。でも、さっき調べてたら分かったんですが、兼好さんこれ書いたの30代なんですね。

超絶男ざかりじゃないですか・・・男女関係なにがあったの兼好・・・

国語の教科書って卑怯ですよね。「ひぐらし机に向かいて~」とか(今でいうと朝からパタパタノーパソ開いて、一日中エッセイ書いてる)みたいなほのぼのしたところしか取り上げない。

今思ったけど絶対兼好って現代にいたらスタバでMacBookAirパタパタしてるわ。

スターバックスラテをマイカップで。で、こんなエッセイ書いてるわ。☟

今俺はスタバでこの文章を書いてるんだけど、さっきオーダーしようと思って待ってたら、前にいた女が結構可愛かったのでおっ!?と思ったんだけど「う~んフラペチーノにしよっか~?それともラテにしようか~どうしよ~」とかなかなか決めなくてイライラしたわ。で、横にいる彼氏だか旦那だかも悪いね。

「〇〇ちゃんの好きでいいよ~」なんて俺の前で超モタモタしてさ、本当イラつくわ。ああはなりたくないね。俺はかわいい女の子んちに時々遊びにいく程度の付き合いでいいわ。本当、男は独身最高だよね。

兼好さんが現代にいたらいいそうな感じのことを言ってみた・・・

独身友達が結婚しちゃって幸せそうなんで嫉妬してるんじゃないですか

なんか兼好のこういうものいいって、確かにカチンとはくるけど何となく強がってる、という感じを受けるのは気のせいでしょうか。

いつも警備の仕事のオフ(非番の日)にいつもフットサル(蹴鞠w)をして遊んでいたA君という兼好の友達がおりました。

兼好と同じく超絶体育会系なんで、カラッとしていいやつだったのに(なのに)ある日突然「この子、俺の彼女なんだよね!」と彼女を連れてくる。

それからというもの、A彼女は割と独占欲が強かったらしく野郎同士で遊ぶのも嫌がるので飲み会にも出てこなくなったA君。

それから間もなく兼好はA君と会って愕然とします。幸せ太りしたのか、もったりとした体。かつてのA君のような輝きがなくすっかり「どこにでもいるフツーのリア充」になっていました。

終わり

(前の章の話から推測したエピソードです)

 

こういうことがあったんじゃないか、と。じゃないと、見ず知らずのカップルにここまで敵意を燃やす理由がわからないですよ。

多分自然体で「あんなの俺はいいや。いつまでも所帯じみないかわいい女の子と俺は適度に付き合うよ」と思ってるならここまで言い切らないと思うんですよね、エッセイで。

5chだと草付きで煽られますよ。

前回の記事でも思ったんだけど、徒然草って「たんなるゆるふわエッセイ」じゃなくて「俺はこうはならない!俺は絶対こうはならないんだ!」という決意表明みたいな感じがするんですよね。

第一、こんなこと書いてしまった手前「俺入籍しま~す☆」とか「結婚して幸せのろけ自慢」とか絶対もうできないじゃないですか。

深読みすると、兼好まだ30代です。男として枯れるにはまだまだ若い年齢じゃないですか。正直、いろいろ「ああしたいな、こうしたいな」という願望とか気持ちとかあっても全くおかしくはないですよね。

「自分がこうなりたくない」ということを書き綴ることで、自分に言い聞かせてたんじゃないのかな、隠遁生活を送るにあたって。

気持ちは弱いから、ぼーっと誰もこないお家でいると寂しくなるから、こんな風に強がって見せたのかな、と思ったりします。

兼好さんは人間としてかなり面白い人なのでまた機会があれば取り上げようと思います。

おまけ:愛すべき毒男が「オレ流」に突き進む。エンタメでも登場する毒男

結婚できない男 Blu-ray BOX

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結婚できない建築家、桑野(阿部寛)の趣味は一人焼肉とオーディオでクラシックを掛けて指揮をすること。

典型的な一人を楽しむ独身貴族。媚びない、お世辞をいわない、社交辞令を言わない、愛想笑いもしない。憎たらしいけど何か嫌いになれない偏屈な独身男を阿部寛さんが演じています。定期的に見直したくなる面白いドラマです。

(タイトルがすべて~で悪いか!で終わっていることで、主人公の性格は察してください)

 

最強伝説 黒沢 1

最強伝説 黒沢 1

 

「カイジ」「アカギ」の福本先生が描く、人情路線の作品。

無為なままただ年を取ってしまったと時々ひとりアパートで涙する心優しい男、黒沢、44歳。

陽キャの同僚が心から羨ましく、彼の人望のおこぼれを貰いたいといじらしく「アジのフライ」作戦を決行するが、空回りし、以前よりもっと気持ち悪がられる羽目に。

唯一心を許せる存在と言ったら、交通整理ロボット「太郎」ひとりという始末で、仕事帰りに太郎に愚痴を零しては落ち込んでいた。

そんな中、あることで黒沢は職場の「おもしろい枠」にランクイン、一転彼の人生は変わっていく。

 

小心者で、みみっちくて、でもみんなに好かれたい。そんな自分が恥ずかしくてジタバタしてしまう。

いい年こいたおっさんなのにかわいいというか人間的に面白い。定期的に読み返します。大好きです。

 

「ルサンチマン」

現代では珍しくなくなった仮想体験で、自分の理想の恋人「月子」と欲しかったピチピチの青春を取り戻そうと巨漢・特技なし・ブサイク・非モテの主人公が紡ぐ毒男ストーリー。

ヴァーチャル世界の先輩レオンハルト(実際はちっさいおじさん、ブサメン、こちらも非モテなのにヴァーチャルではイケメン、モテモテで女を侍らせている)がなかなかいいキャラで、そんな夢のような世界にもやはり現実の生活が侵食してくる。

ルサンチマン(1) (ビッグコミックス)

 


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