以前書いた、トイレの詰まりの記事が結構見られているので、本当にトイレのつまりで困っている人向けに書いています。
私は新築の家にもかかわらず、トイレがしょっちゅう詰まっていました。恥ずかしいですよね、こういう話って。でも毎日使う場所ですし、この問題がちゃんとひっかからないようになれば、本当に快適な生活が送れるんですよ。
なかなか流れないトイレも本当に腹立ちますし。だから、全般的にトイレがすぐ詰まる人に原因を挙げ、その悩みを解消してもらうのが目的です。
それでは書いていきます。
目次
まず要点(トイレつまりの原因 メインの話)
簡単! 住まいのDIYマニュアル 水回り[単水栓・混合栓][トイレ] (簡単!住まいのDIYマニュアル)
①ペーパーの流しすぎ(物理的詰まり)
②節水型トイレで流す水が少なすぎ(インフラ的な詰まり)
③すぐ溶ける再生紙トイレットペーパーを使っている(物理的詰まり)
④排水管が下水につながるまでの道筋が長い構造(インフラ的な詰まり)
説明していきますと、新築の家に住む前普通の社宅とかにも住んでいたのですが、こちらでも起きた話です。
つまり大体はペーパーの流しすぎ。この点は、ウォシュレットを使うなどして減らすことで対応可能です。
まずペーパー使用量を、家族で意思統一するなどして減らすことに努めてみます。それでも詰まる場合はほかに原因があります。
意外な盲点。安さを選んだはずが・・・再生紙ペーパーで起きた災い
再生紙はねぇ・・・ダメなんですよ・・・
この記事を読んでもらえば分かると思うんですが、私はあまりのつまりの酷さに、自宅の配水管のマンホールを開けたんです(こういうやつね)
これ、ご自宅の人だと必ず水が流れていく途中には部分部分であります。
トイレ・台所・洗面所・浴室 大体このポイントポイントにあるので、どこのものかはすぐ分かると思う。
前に紹介した記事でも書いたのですが
開けるときは必ず胸ポケットに鍵とか携帯・スマホなど落ちたらまずいものは入れないでください(厳重注意事項です!)
覗き込んでいるうちに落ちる可能性がありますので、絶対にこれは気を付けて。
そうしたらすごいものを見ました。溶けてドロッドロになったペーパーの糊みたいなペースト(ダイレクトですいません)
あの、分りづらかったら一番近いもの言いますね。工作で使うフエキのりって分かりますかね。
あれがね、排水管から下水に流れ込む途中の、節目のポイントに詰まってたんです。
それを物理的に取り除くメソッドに関してはこの記事に書いてます。
つまり、そのフエキのり様の物質がいわゆる防壁になってしまい、トイレから流れてくる水もその隙間から微量に流れるだけになってたのです。
つまりその
詰まるからもっと途中で留まる。最低の悪循環です。
再生紙ってもともと再生した紙を溶かしてペーパーにしたものでしょ?
目に見える部分ではそりゃスッと流れていきますよ?でも中で詰まってたらこんな風に開けてみるまでは絶対に分からない。これはキュポキュポとかスッポンでは絶対に解消しません。いくらやってもです。
なぜなら、大元のつまりだからです。
大元のつまりにカッポンなど絶対に無意味。一時的に治ったとしても
もし思い当たる点があるなら、ペーパーを変えてください。そして、可能ならばトイレの排水管をマンホールを開けて覗いてみる(貴重なものは絶対胸ポケットに入れず!)
開けるときは、園芸用のスコップをてこにしてグイッと持ち上げます。(何回も上下させることでスコップが壊れる可能性もあります。うちのスコップも結構いってます)
開けっ放しにしてその場を離れないようにだけ気を付けてください。
この作業を解説した記事です
再生紙がダメなら何を使えばいいの?ダブルの厚手のペーパーです
どうしても、つまりやすいトイレだと「シングル・薄い・再生紙」がいいと考えがちじゃないですか。だってそのほうが流れていきやすいんですものね。
でも、もしこれが中途半端に途中で止まって溶けたら、大変な厄介者になります。前記事でも書きましたが、ダイソーで売ってる木材に、調理用おたまをくくりつけ、私一人でそのドロドロを全部掬い上げたんですよ・・・?
はは、主婦ってクラシアンの役割もしなきゃいけないんです・・・!多分呼んでたら5万ぐらい掛かってたかな・・・?
じゃあなぜ二枚組・厚手がいいかを説明していきます。平たく言うと
対して、二枚組のペーパーのものも片付けたんですが(これはドロドロペーパーが詰まっていたせいで流れず溜まっていた)
さすが厚手だけあって、ちゃんと形を留めているんですよ。だから取り除きやすい。当然ドロドロにもならない。ベニヤの棒で、箸みたいに掴みあげてもすぐゾロッと取り除けます。
どうしても人間、薄い、すぐ流れるっていう観点でシングルを選びがちじゃないですか。
でも私がその作業をして思ったのは
簡単に溶けるペーパーは碌なことにならない、ということです。シングルがいいのは、トイレから流れていく瞬間だけの話。
排水溝とか下水の詰まりの大きな障害になりかねない、危険なものでもある
ということです。
有名なメーカーの厚手二枚組
安いプライベートブランドであっても、再生紙じゃない厚手ならOK
です。
取り除き作業の注意点・作業のやり方を書いてます
インフラ的な詰まりだと、解消できる部分が多々ある
②節水型トイレで流す水が少なすぎ(インフラ的な詰まり)
④排水管が下水につながるまでの道筋が長い構造(インフラ的な詰まり)
この二点については記事を詳しく書いていますのでざっと要約すると
ということを書いています。
節水型トイレだと、つまり水の馬力が利かないんですよ。水の力のエネルギー不足。だから途中でペーパーが止まる。止まるから溜まる。それに溶けるペーパーだと最悪の倍満。
私のうちの場合だと、玄関のポーチを通って排水管が作られており、全般的に排水管までの距離が長かったのです。
詰まりやすさと新築であることが関係がないケースですね。だからインフラ的な詰まり。
この点はどうしようもない話ですので、それ以外の要素で全部カバーはできる。
つまり
タンクレス・節水型トイレの水量を上げる(自分で調節→くわしくはこの記事)
ペーパーをすぐ溶けるものを使わない(物理的詰まりを取り除く→取り方はこの記事)
ペーパーを使いすぎない(家族で意思統一を行う)
この三つでカバーできる。
節水型トイレの水量を調整する方法を書いています。
まとめ
これまで書いてきたトイレの詰まりの原因は、今まで私がずーっと悩んできた「トイレつまりの原因」全部です。
一般的な家庭ならば、だいたいこのあたりがトイレつまりの原因。
とくに、キュポキュポとかカッポンで一時的に解消するが、根本的に解消せず、ずーっと慢性的に詰まりが起きるなら、一時的な話ではなく、これらの要素をまず全部つぶしてみたうえで、どうなるかを試してみるだけでもかなり解消が期待できると思います。
クラシアンを呼ぶのもいいですが、もし構造的・物理的な問題であれば必ずまた同じ事態は起きることになります。
そのたびに呼んでいたらすごいことになります。毎日使う場所ですので、これらのことを試してみるだけでトイレ詰まりの要因はかなり解消できるはずです。
私は詰まりが酷かったのは2019年でしたが、現在に至るまで同じような詰まり・流れないという事態は起きておりません。
ペーパーのチェンジ・トイレの水量UPだけでこんなに変わるなら手間はかかりませんよ。
年末年始も詰まったりして大変な思いをするのは最悪ですので、どうかお役にたてばと思います。
節水型トイレの水量を調整する方法
根本的排水管詰まりの解消作業を解説した記事です