【神宮イベント火災】悪夢の「東京デザインウィーク」事件、二年を経てようやく書類送検【おがくずと投光器】

神宮イベント火災は明らかな「人的被害の繰り返し」で起きた

神宮イベント火災とは、2016年に行われた「東京デザインウィーク」中の展示「木の家」と称するオブジェで起きた事件。

 

【事件概要】

警視庁は18日、オブジェを展示した日本工業大の大学生2人を重過失致死傷の疑いで書類送検した。責任者の同大教員1人と、イベント運営会社3人は業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。

6人の書類送検容疑はイベント「東京デザインウィーク」で十分な安全対策をとらずに、木製の展示物から出火させ、中で遊んでいた男児を死亡させ、救助しようとした40代の父親にやけどを負わせた疑い。

捜査関係者によると、展示物は木製のジャングルジムのようなオブジェ(高さ3メートル、幅4メートル、奥行き3メートル)で、飾りとして木くずを敷き詰めており、中に入って遊ぶことができた。

オブジェはもともと発光ダイオード(LED)照明でライトアップされていたが、学生がさらに明るく見せるために、夜間の作業用に持ち込まれた白熱電球付きの投光器を設置。この投光器の熱で出火したとみられる。

引用元:日本経済新聞「オブジェ火災で6人書類送検 学生2人は重過失致死容疑」

 

木製のジャングルジムにはおがくずがまとわりつかせてあり、そこに投光器で光を投げかけていた。(↓下記ツイート画像・現場状況)

展示中、幾度もその危険性を指摘されていたにも関わらず、展示側はなんの対策も取ることもなく、ジャングルジムで遊んでいた幼い子供が発火したジャングルジムの火災に巻き込まれ、命を落とす結果になった。

 

デザインウィーク運営側の過失はいくつも。天然の着火剤木毛に投光器を当てる失態

おがくずではなく木毛(もくもう)であったことを隠していた。

消火器を備えてなかった

火災で死亡事故が起きたにも関わらず花火を続行

投光器と木毛で火災が起きたのにLED照明を使用していたと虚偽の報告

木毛というのはよくギフトの際中に入っているこういうものです↓

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木毛という名称だとなじみがうすいですが、かんなくず、木くずだと把握してもらって差支えないと思います。

この件について知恵袋に質問がありましたのではっておきます。

(木毛は)火を付ければ燃えやすいのは勿論ですが、火を付けなくても自然発火の恐れさえある代物ですよ。扱いには相当の注意が必要です。

(積み上げて中に熱がこもる状況で長時間放っておくと発火の恐れが有ります)

そこに高熱になる投光器を置くなんてとんでもない話ですね。

引用元:yahoo知恵袋「おがくずは燃えやすいですか?」より

 

上記の写真でも分かるように、木毛はたんなる木のくずである。そこに高熱になる光を当て続けるとどうなるか、という想像力は当然あってしかるべきであり、学生のアイディアで夜間の展示が見えるように、とのことなのか投光器がこの燃えやすい木の塊に当て続けられた。

まず思うのが「教授なにしてんの・・・!?」ということである。学生が展示を行っているのだから、当然それをチェックして然るべきではないのか。

しかもあんな火災が起きたあとでもイベントを止めることなく進行が続いた。非常に理解し難い心理でもあるし、この「東京デザインウィーク」の運営に心ある人間は一人でもいなかったのだろうか?普通なら直ちに事故の時点でイベントを休止するべきだし、速やかに原因究明と報告がなされるべきだったと思う。

 

超大手企業らとの絡みか。イベントを続行した件の理由

 

下記のツイートにもあるように、このイベントには超大手企業が複数関わっている。

しかも理事や監事らの名前を一覧表記していたページは現在404エラーで閲覧できない。

(↓下記の方のツイート画像に、このイベント関係者の名前のリストがあります)

協賛・スポンサーとして関わっていた以上、これらの企業には責任の一端があるはずだ。たとえいち学生の判断ミスで起きた事件であっても、そのイベントにお金を出し、協賛していたのだ。まるで無関係というわけにはいかないだろうに、まるでさっと蜘蛛の子を散らすように協賛企業の一覧は消えてしまった。

これでは非常に印象が悪いと言わざるを得ないし、こういうことで逃げたということは「疚しいから」それ以上の理由はないだろう。

とにかくこの件に関しては「人災」としか言いようがない。安全上の知識がまるでない学生に現場チェックをしない指導教授。防災の備えもなく事故は起きてしまった。

そのあともイベントを中止することなく、人が亡くなっているにも関わらずまるでなかったことのように扱い通常進行する運営団体。

協賛を隠すために雲隠れだけは迅速な協賛企業・理事・監督者・学生たち。このまま「逃げ得」を許して真相は闇の中になってしまうのか、この事件を当時知った人間は皆そう思ったものだ。

加えて、上記の事情が分かってくるにつれ、この事件に対するネット民の憤慨の念は高まっていった。しかしそんな大きな事件にも関わらずこの事件、進行が遅い。

結果として、二年以上が経過した2019年の3月18日、ようやくこの件に関わった当事者たちが書類送検されるということとなった。

 

神宮オブジェ火災に二年後新展開。六人書類送検・学生二名が重過失致死容疑

このまま明らかに責任がある人物の責任は分散され、そのまま曖昧な終わり方をするかに見えた「神宮オブジェ火災」であったが、ここにきて新たな展開があったのでその件を簡単にまとめておく。

捜査1課によると、6人は、作品を出展した日本工業大学の21歳の男子学生2人と同大学の男性教員(39)、イベントを主催した東京デザインウィーク株式会社の男性社長(70)、イベント事務局長の男性(56)、事務局員の女性(33)。
引用元:朝日新聞デジタル 展示作品火災で5歳男児死亡、出展者ら6人を書類送件

実際にこの火災を作り出す要因を招いた「おがくず」「投光器」を設置した点できちんと責任が問われた形。

警視庁は関係者への聴取などから、当時出展した学生と指導した教員の計3人が、適切な距離をとるなどの防火措置を怠ったと判断。
イベント事務局の代表ら3人も、会場内の見回りや消火器設置などの安全管理を怠ったと結論づけた。

この事件、非常に痛ましい事故であるが、その後の運営側の対応でさらに批判を浴びた点でも有名だ。

 

↓あんな事故が起きた後、普通に「忘年会」「お疲れさま会」を開こうとしている厚顔さ(下記ツイート画像より)

 

一体どんな感覚を持てば、自分たちの主催したイベントで死亡事故を出してこんな会を開けるというのか。

この点ひとつ考えてみても、まったくまともな感覚を持ち合わせているとは思えない。

楽しいはずのイベントを残念な終わり方にしてしまったことを申し訳なく思います(上記・担当者メール内容より)

だめだ、感覚がおかしすぎて理解できない・・・人が亡くなったことより自分らのパーティのほうが大事だとか・・・意味分からない・・・

この話、ずっとこういう部分が引っかかっていた事件だったのでようやく二年後に書類送検とはいえ、何らかの形で責任の所在がしっかりした点ではほっとしました。

今後なにかまた動きがあれば追記しておきます。

☟日本工業大学の謝罪文面はなぜか画像である。検索対策なのか。

 

↓この事件ほか、岡山地底湖事件など事件に関わったひとたちが責任を負うことなく曖昧になってしまった事件について書いています。

 


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