キュアアンフィニで思い出す。セーラームーンにも「フィッシュアイ」と「ゾイサイト」がいたじゃないか

 

ネット界ではキュアアンフィニの衝撃は未だに収まりを見せないようです。

アンリくんがプリキュアになる伏線がなく、突然プリキュアになったから、という衝撃性を別にしても、これだけ皆に衝撃を与えたのだから番組としては大成功だと思います。

その話題を受け「美少女戦士セーラムーン」で登場した天王はるかとセーラースターライツについての前記事を書きましたが、よく考えてみるとセーラームーンにはまだ結構衝撃的な描写があったのです。

 

誰もが彼女に恋をした。フィッシュアイの可憐と魅力

 

フィッシュアイはうさぎの恋人地場衛に近付く可愛い謎の女の子。

 

可憐で純情で女の子らしい容姿はどこか小悪魔的。下のフィッシュアイ登場シーンを見て頂ければ分かるが、とても可愛らしい女の子であり、うさぎが嫉妬して衛との仲を疑うほどだ。

 

 

 

 

 

じつはフィッシュアイ、男の子なんですYO

注)男の娘 オトコノコ

男の娘(おとこのこ)とは、男性でありながら娘のような女性にしか見えない容姿と内面を持つ者を指す言葉

現在では内面に関係なく、女装行為を行う男性の自称として広い概念で扱われており、女装行為を行う男性自身が名乗るケースも多い言葉となっている。

ただし元々外見が女性に見える事が男の娘とされる為、第三者から見て女子にしか見えないかどうかが重要である。別の呼称として「女装少年」や「女装男子」とも言われる。

引用元:Wikipedia「男の娘」

 

フィッシュアイはこんなかわいらしい容貌だけど、れっきとした男性なのです。しかも上記の動画では衛にホンノリ恋をしている感じ。

 

「男の娘」の定義では、若宮アンリ君は「女装少年」「女装男子」というのに近い

でも広義では「男の娘」です。

ちなみにフィッシュアイが登場したのは「セーラームーンSuperS」

当時、彼女の可憐さに男性と知らず恋した少年たちが結構居たようです。私の好きな声優さんも、フィッシュアイを子供のときテレビで見て「かわいい子だなあ」とうっすら恋をしていたら、声優になったあと石田彰さんが声を当てていたと知り「あの子に惚れていた俺は・・・俺は・・・」となったというお話をされていました。

つまりフィッシュアイは男の子でありながら、その容姿、言動から「女の子」だと視聴者に認識されており、そのへんも「フィッシュアイは男なの女なの」と天王はるかの場合のような疑問が生じる余地がない。

性別がどうあろうと、見た側が「フィッシュアイは女の子」だと認識していれば、そもそも疑いなど生じないわけだから。

これはひょっとして天王はるかの「はるかさんは男なの女なの?」「女だけどなにか?みちるとは恋仲だけど?女同士付き合ってるけどそんなことは野暮じゃないか?」というあの「愛の多様性」についての紛れ込ませかたよりも実は高度なのかもしれないと思う。

はるかみちるの関係性は「宝塚」にも通じる美しさだと思う。

はるかみちる、フィッシュアイより以前に「ゾイサイトとクンツィァイト」という描写

こちらは「セーラームーン」一期に登場するキャラ、ゾイサイトです。ちなみにもちろん「S」や「SuperS」で出てきた前述の二人以前どころか一番最初のシリーズ「美少女戦士セーラームーン」に出てくる性別不祥キャラです。

一見女性のような容姿をしていますが男性です。

セーラームーンの敵の幹部の一人で、同僚の「クンツァイト」と明らかに同僚を超えた関係性のように見える

(上記のような接触というのは友情を超えていると思う)

ところがこの二人、当時見ていた人たちには違和感を感じるどころか、クンツァイトの腕の中で彼の名を呼びながら死んでいくゾイサイトに涙すら流したのです。

敵のはずなのになぜこんなにも視聴者の涙を誘ったのか。

それは前述のフィッシュアイにも見受けられるキャラクター性にあると思うのです。

彼らはそこらへんの女性アニメキャラより淑やかで、慎ましいのです。また、恋愛のためならとても一途で、純情です。

だから視聴者の心に今でも残っている印象的なキャラクター達なのです。

 

「ジェンダーレスジェンダーレス」騒いでるけど、日本には元々宝塚と歌舞伎がある

こうした描写が日本で違和感なく受け入れられる下地には、もともと日本には伝統的な芸術「歌舞伎」「宝塚」があるからだと思います。

どちらも女性や男性が、本来の性とは異なる性を演じる演劇で、歌舞伎の女形のしなやかな姿態を見て「男だ」と感じる人はいません。

 

観客は演者が男だということを完全に忘れ、なよやかな乙女として女形の一挙一動を見つめています。上の動画でも本当に美しい、色っぽい、しなやかな女性そのものです。

そう、これらの芸能では「本来の性は関係ない」「舞台上の人物の性別は見たものが決める」という柔軟さが元々あったのです。上記の「フィッシュアイ」の話にも通じます。

 

宝塚の男役のスターも美しすぎて言葉も出ない・・・

 

だから、本来は「男の娘」とかいまさらだっていうね!まぎれもなく、大人の男性が「女性」を演じていて、それが美しく、芸術にまで昇華されているのだから。

同じように、女性が「最高の男」を演じ、女性たちをうっとりさせているのだから。

今時はすぐ「男の娘男の娘」って騒ぐけど、元々日本ってそういう国だし風土があるんだよ!という認識をまた今回も新たにした訳です。

 

 おまけ

フィッシュアイの声優さんは石田彰さんですが、石田さんはその七色の声を生かして様々なキャラを演じてらっしゃいます。

☟石田さんが一人で七役を演じられている動画

 

銀魂の桂小太郎

エヴァンゲリオンの渚カヲル

PSYCHO-PASS サイコパスの縢秀星(かがりしゅうせい)

個人的に非常に好きな声優さんなので、ご紹介しました。

 


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