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学ばない店員がTSUTAYAにさらなる追撃を
先日取り上げたTSUTAYAアルバイトの事件のほとぼりも冷めぬうちにまたTSUTAYAさんがSNS上でやらかした。
問題のツイートは「湘南蔦屋書店 人文哲学・思想」という名のアカウントの発言であった。(現在問題のツイートは削除ずみ)
あれ? 湘南蔦屋書店人文 哲学・思想さん(@SHONAN_T_philo )、このTweet消しちゃったんですか? pic.twitter.com/E0cQ2PJFLn
— ばなさん@今日もB級国民 (@bana_mm) November 18, 2018
湘南蔦屋書店アカウントのやらかし概要
上記だけではわかりにくいので話をまとめると
この湘南蔦屋書店に百田尚樹氏の「日本国記」が「注文していないのに」30冊届いたので、このツイートをした書店員は「どうしよう、とりあえずどこかに置こう」と思ったのだが「ノンフィクション」コーナーがダメだということでとりあえず文芸コーナーに本を移動。
「発注してないなら返本すればいいじゃないですか」と同僚に言ったところ「でもこんなに来ちゃったから」とその同僚は困っていた。
仕方がないので、※トンデモ本のコーナーを作ってフェアでもやろうかと思った
・・・蔦屋では書店員に嫌われれるとトンデモ本コーナーに置かれてしまう・・・!?
あれほど数日前にTSUTAYAバイトの件で燃えて、公式が謝罪までしているのに、なんでこんな迂闊なことを呟けるのだろう・・・?
まずこの担当者の迂闊な点は「この本がいっぱい入ってきたから迷惑だ」と言っている点。
私の知人が昔書店でバイトしてまして「ハリーポッター一杯入ってくる・・・あの本大きいし返せないから、児童書コーナーでずっと置いてないといけない・・・どうにかならないかな・・・」とよく言っていたのですが
ツタヤつぶしたいのあなた・・・?
数日前公式が燃えたばかりなのになぜ追い打ちを掛けるようなことをするのか
おかげでTSUTAYAに対するイメージが大幅にダウンしているというのに・・・
TSUTAYAのバイトが、自分の好きなアイドルに関する悪口を言った客について「名前から性癖まで暴露可能」とツイートしたら大炎上して逆にそのバイトの個人情報が晒されまくった話、「現代のイソップ物語」として小学校の教材にしてほしい。
— 深爪 (@fukazume_taro) November 17, 2018
例のTSUTAYA行ったんだけどクレームが鬼の様に来てるらしくて店員さんが死にそうな顔してた
— ス(テ)ラ(キャンサー)おじさん (@stellaozisan) November 14, 2018
注文もしてないのに迷惑な本が30冊送られてきた!それは大変だ!
ああそうか、その30冊入ってきた本って売れてない本なんだ・・・?だったら迷惑ですよね、30冊もいらないもん。第一置く場所ないじゃん、と思って調べてみた。

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普通に売れ筋の本が店に見合った数入荷しただけなんじゃない・・・?
少なくともこのランキング見た時点で「ゼロトレ」っていう本と「日本国記」って本はどこのランキングにも入ってるし、いま書店としては非常に欲しい本なことは間違いない事実でしょう。
[日本国紀]の増刷5万部が決まりました。これで合計65万部。売れているから増刷するのです。理由はそれだけです。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) January 15, 2019
☝幻冬舎の社長 見城さんのツイート。確かにうちの近所の本屋でも二列積みしてあります。
トンデモ本コーナーに置くって非常に失礼な発言だし、社会人として、書店の名を冠して言うことじゃないことは確かです。
別に「湘南蔦屋書店」を離れた個人のアカウントでこういうこというのは全く自由なんだと思うんですよ。
仕事上の愚痴とか文句とか、そういう垢でダラダラ話せばいいことで、何も職場の公式垢でそういうこと言わなくても・・・
ちなみにこの湘南蔦屋書店のアカウントのプロフィールには
と書いてありますが、この騒動を受けて書き加えたものだと思われます。
まだこのアカウントであれこれ言う気まんまんの模様で逆切れ感すら感じます。
だからなんでこのアカで言わなきゃならないのさ・・・
TSUTAYAの意見ではありません。蔦屋書店の意見ではありません。湘南蔦屋書店の意見ではありません。湘南蔦屋書店人文 哲学・思想の意見ではありません。あくまで個人の意見です。って、これ、お店の名前を借りた、乗っ取りアカウントなの?
— 富樫 (@togashi1001) November 17, 2018
蔦屋書店 湘南店長さんと電話で話したが、蔦屋書店 湘南店長さんとしては「湘南蔦屋書店人文 哲学・思想」さんのツイートは店の意見ではないと明確に説明され電話口にて謝罪されました。こういった事に関しては中の人に厳重注意するとの事ですが、どこまで本気かはよくわかりませんでした。
— ホロコースト否認を否定するメタキャット (@g_ore_t) November 18, 2018
「天狗になる」という慣用句があるけど、 別段、自らの手で何かを成し遂げたわけでもないのに、身近な権力と自己とを同一化させ、 確たる根拠もなしに「天狗」になってしまう。そういう現象が、 コードに情報化された社会において、よく見られる気がする。
— バーホッパー (@syge3) November 18, 2018
企業SNSの「中の人」って絶妙なバランス感覚と、うかつなことを言わない常識、あくまでも企業の名を冠してものを言っている、という自覚ができる人に運用させなければだめだとはっきり分かる案件です。
追記:2019年早々、幻冬舎社長 見城氏と有田氏の場外乱闘勃発
明けて2019年、日本国記に対するバトルがありましたので貼っておきます。
笑うしかない。 https://t.co/9eREbBrKsm
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) January 12, 2019
↓
[日本国紀]はリアル書店とネット書店の売れ行きデータを元に厳しめの判断をして増刷しています。増刷をすれば印税や紙代、印刷代を払わねばならず、流通コストもかかります。自分の首を締めるような増刷はしません。また増刷部数や合計部数を水増し発表もしていません。現在の発行部数は60万部です。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) January 12, 2019
↓
書店は届いた本が売れないと判断したら、その本を店頭に出さず、そのまま取次に返品すればよいのです。取次は発売した出版社に返品し、出版社の経営は悪化します。Amazonや楽天ブックスを始めとするネット書店では既に合計14万部強が売れていると把握しています。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) January 12, 2019
↓
有田芳生さんが仰られている書店が何と言う書店か実名を知りたいです。まさか、でっち上げではないでしょうし。実際に、そんな馬鹿なことを言う書店は存在しないと思います。ビジネスですからね。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) January 12, 2019
上記のやりとりは、良く知りもしないのにいい加減なことをいうとプロに反撃されるということで、残念ながら有田氏の反論はなかったようですね。
本好きでも知らない話ばかりでとても参考になりました。出版社は基本増刷には慎重なのですね。好きな著者の本はきちんと買って応援したいです。