灰原の両親のエピソード、あの方の名前判明、と重要すぎる情報てんこもりの「名探偵コナン 95巻」
「ボスが誰か分からないからもうしばらく読んでない」」やら「阿笠博士がボス」やら「光彦があの方」やらネットではそんな意見を頻繁に見ることが多く、さすがに95巻にもなれば離脱してる人も少なくないように思います。
そこでネタバレとはいきませんが「95巻は超重要巻だから絶対読んだほうがいいぞ」ということを今記事では書いていきます。
そういうのに付き合いきれない気の短い人のためにまず要点を書くよ!
目次
95巻の「黒の組織関係エピ」要点まとめ
①コナン(工藤新一)が生きてることがSNSで大拡散。怪しいRUM候補三人は思わせぶりな態度。そうしてバーボンにRUMから「Time is money!」と指令が下る
②安室の過去の回想に灰原の両親の具体的な会話内容まで登場
③「緋色シリーズ」で沖矢昴の正体を暴けず終わった安室が工藤邸で赤井と鉢合わせ
④「あの方」の名前に赤井と工藤優作がたどり着く(名前だけな)
という風に、日常編にちらほら重要エピソードが入り混じってくるんですよ。コナンの怖いところって、日常回だから、とか少年探偵団編だから、と読み飛ばしていたら、かなり重要な話が入り混じってくることだからね!(正直私も日常回は飛ばし気味だから気持ちはわかる・・・)
しかし実質RUMの正体が判明していない、ここ最近「黒の組織編」の進展が大きくみられていることを考えても、この95巻、続く96巻は追ったほうがいい内容だと思います。
安室ファンは読むべし!95巻では安室透がメインで活躍
「出て行ってくれませんかねえ、僕の日本から」
カッコイイですよね、安室くん。抜け目ない「バーボン」としての姿もいいし、国を守る警察官としての「降谷零」としてもかっこいい。気さくな喫茶店の兄ちゃんとしての「安室透」としてもイケメン店員として大人気。
そんな彼の人気はもともと大きかったですが、何といっても「純黒の悪夢」と今季劇場版「ゼロの執行人」でもう爆発しましたよね!
「百億の男」やら「安室の女」などという女子オタをメロメロにするパワーワードを幾多も編み出していく人気キャラです。
まあ私はスコッチ好きなんで彼の出番をもっとみたい(小声)
セガ 名探偵コナン ソフトキーチェーンマスコット KCM ライ スコッチ バーボン
「僕の日本から~」は日本の公安捜査官という正体上、FBIを敵視している安室が言い放ったセリフ。FBIの捜査能力は認めつつも、外国の捜査機関にウロウロされるのが面白くない模様。
このあたりで「ゼロ」という安室の呼称が明確になった。しかし「緋色」シリーズでは見事赤井に裏をかかれ敗れたことから、さらにFBIに対する感情が悪化。
しかし最新の95巻では(この巻本当重要すぎ)安室が工藤新一邸に住む怪しい院生「沖矢昴」の正体を赤井と疑い、正体を暴こうとした「緋色シリーズ」の再来にも思えるシーンが挿入されている。
赤井と対面した安室は今後どうするのか。今後安室はどう赤井の「秘密」に絡んでいくのか楽しみな展開だ。
☟久しぶりに沖矢でもなく過去の姿でもない赤井秀一が登場。過去編、登場シーンが多いので安室ファンは必読すべし!
やっぱコナンって工藤優作いないとしんどくない!?
工藤優作、コナンの父親で超有名推理作家。「ベルツリー急行編」では妻の由希子が組織を欺き縦横無尽に大活躍。
また、工藤邸で沖矢昴として潜伏している赤井秀一の協力者であり、ブレーンでもある。
名探偵コナン DVD Selection Case9. 工藤優作・有希子
正直これまでの「ベルツリー」でも「緋色シリーズ」でもそうだけど
工藤夫妻いないと回らなくない!?
変装名人の由希子がいないとベルモットもバーボンも騙せなかったし、警察官としての安室も騙せなかったよね!?(あっ阿笠博士の変声機もか!)
というわけでこの優作&由希子コンビ、この95巻でもやってくれました。
有能過ぎない!?
黒の組織にこんな切れ者が一人でもいれば・・・!!とっくに天下を取ってるはずだよ黒の組織・・・
セコい陰謀コツコツやるより本気でリクルートしろよ工藤優作を!ジン兄貴めっちゃ嫌がらせしそうだけど!
名探偵コナンDVD Selection Case5.黒ずくめの男たち
この95巻を読んで思ったのですが、黒の組織随一の「頭脳派」ってRUMなんですよね。正体不明で仲間にすら正体を隠し通せる有能さ、推理のプロたちを欺いてじりじりとことを進めていく粘着性。
現時点では工藤優作+赤井修一=RUMぐらいの頭脳具合、というか互角の戦いなのかな、と思う。
若狭先生の意味深な行動。特に意味のない「白抜き」「白抜きではない」名前リスト
今回まず気になったのが、若狭先生の行動。
SNSで拡散された「工藤新一が事件を解決」をチェックしながら意味深にほほ笑んでいる(RUM候補全員そうだけど)なんで下着姿でパソコン見てるんだ!?ということも疑問である。
このとき若狭先生はパソコンでAPTX4869(アポトキシン4869)で死亡した人物のリストを眺めているが、そのリストには「工藤新一」「羽田浩二」の名がある。
【意味不明なリストの項目から意味深さを読み取る 】
そのリストの項目がなぜか二色に色分けされている。「工藤新一」も「羽田浩二」も色の付いてないほうの項目に入っている。
単純に漫画の作成上の都合でトーンを貼っただけで、深い意味は全くないのかもしれないが、違和感を抱いたのはリストの項目が「白抜き」「白抜きではない」の交互の繰り返しではなかったことだ。
言葉ではなかなか分かり辛いと思うので図を乗せる。
「五島淳実」の名は実際にはコマに入っていないが、この名も上の「野本昌治」とともにグレーの色だ。
グレーと色のついてない項目の区分が何なのか、ということが分かれば何らかの手掛かりになるかもしれない。
【なんで下着姿なの!?という点に関して】
「傷をきちんと見ることによって、自分の目的を忘れない、何らかの悔しさを喚起させるため」ではないか。
https://twitter.com/conapi__/status/1134751925516132352
【若狭先生考察編 おまけ】
若狭先生の声優さんは平野文さん。彼女はアニメ『うる星やつら』のラム役を演じていた。
ポッキーの日ラムちゃん(と 言い張る)
(∩ ˘ω˘ )⊃─━━━━☆゚.*・
#うる星やつら pic.twitter.com/VqBNqVsebZ— &u (@asamade_yy) November 11, 2018
「コナン」においては
赤井秀一(声優池田秀一の名+シャア・アズナブルの名称 赤い彗星のダブルミーニング)
安室透・降谷零(声優古谷徹の名+アムロ・レイの下の名のダブルミーニング)
があまりにも有名で、中の人の名前、演じていた役名が反映することはよくあることといってもいい。ちなみに「沖矢昴」もシャアの本名「キャスバル」から来ていると思う。
だからといって「平野文」=「ラムちゃん」=「黒の組織のNo.2 RUM」と単純に導けるかというと、あまりにも分かりやすい誘導であり、これは逆に「若狭先生」=「RUM」はない、と思ったほうが正しい気がする。
そう考えると、RUMは黒田兵衛管理官か、脇田兼則(いろは寿司)のどちらかに絞られると思う。
https://twitter.com/sove_0715/status/940736060866273281
これからどうなる!?今後の展開
衝撃の展開が待ち受ける最新刊!というアオリが入った96巻は、2019年4月発売。
予告ページでは黒田兵衛が誰かと話しており「それより例の件はどうなってる?」というコマ、
同じく電話で誰かと話している安室のコマが挿し込まれている。「まだ何も・・・」と口ごもる安室に、電話の相手は「報告を怠るなよ・・・」と言っている。「Time is money!」と何度も安室にメールを送信していた内容とも重なる。明らかにRUMからの電話である。
しかし黒田兵衛のコマと安室のコマが同じページだというのは言い切れず、この予告ページも明らかに「黒田兵衛」=「RUM」をミスリードしようとしているように見える。
ということは、消去法で言うとRUMは脇田兼則・・・?
劇場版名探偵コナン
第22弾
『ゼロの執行人』爆弾テロに挑む安室(降谷)さんのお話…?!
«RUM»の疑いがあるあの人も居るこのティザー…気になります!!!!!!!!!!!!#conan_movie pic.twitter.com/bMrBCkK6ns— カロン@6執行済(受験の為低浮上) (@charon52421) November 28, 2017
劇場版「ゼロの執行人」で黒田が電話を受けているシーンで「ぬかるなよ」というセリフがあるが、そのあと(音として出ないが)口の形が「バーボン」という発音だったという説がある。
安室が黒の組織に潜入したのはもしかして黒田の指示なのだろうか。ディザーイラストでなぜか黒田管理官が非常に大きなスペースを取っていたので(上図)かなりメインで活躍するのかと思っていたが、実際には特に出番が多かった訳ではない。
このイラストは明らかに読者に対する黒田に関してのなんらかの「注意を喚起する目的」が表現されているのではないかと思う。
【赤井&工藤夫妻&安室が共闘!?95巻以降の展開はどうなるのか】
既にアニメでも登場したラム候補三人 pic.twitter.com/YDCUi5Aemx
— PONTA4869 (@ConanClever) March 11, 2018
上でも工藤邸に忍び込んだ安室と赤井が遭遇し、銃を突きつけあっているところに工藤夫妻が登場した件を取り上げたが、その後、このメンバー間でどういう会話、やりとりがあったのか。
おそらくその会話内容はすぐ読者には明かされず、後から何らかのカラクリの種明かしとして「実は」という形で公開される可能性が高い。
96巻予告では、メールでは飽き足らず、ついにRUMに直接電話で報告を求められている安室の姿がある。
「何もない」「工藤新一の正体に関しての報告はない」と引き延ばすには、時間的にかなりギリギリであるということがこのあたりから覗く。
これ以上報告や目立つ功績が立てられなければ、バーボン自体組織から疑われ、危険な目に合いかねない。
そういう意味では、次巻でも「黒の組織編」においてはかなり目が離せない伏線が貼られていそうだ。
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次記事です。96巻の内容について考えています。↓こちらは灰原の両親のことについて
こちらは同96巻の諸伏高明と安室の同期4人の警察学校同期について書いています。