貴乃花親方衝撃の引退騒動②周囲の人々、一本気な男「貴乃花」を語る

今記事では貴乃花親方自身の発言と、親しい人物のコメントをまとめることにより、貴乃花親方の人柄をメインテーマに見ていきたいと思う。

 

「勝つか負けるかではない。ただ信じた道を進むだけ」

生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて右に進めばいいのか左に進めばいいのか。そんなときいつも私は「真っ直ぐ」を選択するのだ。堂々と胸を張って 己が信じた道を これからも進んでいこうと思う。                                         相撲界の未来のために自分たちにはなにができるのか?

私が立候補することはいわば掟破り。一門と袂を分かたなければならなかった。

小さな石ころが水面に作った波紋が徐々に大きく広がっていくように、少しづつでも変化が生まれてくるのではないか。そんな思いから、あの行動に出たのだ。                               「生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて」 貴乃花光司著

 6年前、貴乃花自身がこう語っていた言葉である。そうして2016年、貴乃花親方は理事長戦に臨む。結果、二対六で八角理事長に敗北。

そして2018年9月25日、貴乃花親方は記者会見で突然の引退表明をすることになる。

強くなった若い力士たち、相撲道に一生懸命取り組んだ力士たちが親方になっても公益法人として勉強しながら、新しい大相撲の発展繋がる職責を果たしていける道をこれから作っていっていただきたいな、という思いでおります。
それでは周囲の人たちはこの会見を見てどう感じたのだろうか。

貴乃花親方と30年来の親交 釜本邦茂氏

釜本邦茂自伝 ゴールの軌跡本当に自分の思ったことをその通りに言ってることだと思います。一本線、線二本持ってないよね。あのひと一本ですから。
本当の親方の姿やと思いますよ。
何も隠し立てしない一本気な人だから。

 

貴乃花親方と30年来の親交 日本サッカー協会顧問 釜本邦茂氏

東京相撲記者クラブ会友 龍川裕氏

龍川さんは9月15日、貴乃花親方と会食していた。

 

結構鉄板の和牛のおしょうゆ味にからしを付けて食べるんですけど、ぽんっと平らげていましたよ。
とにかく今後は「新弟子を一杯とって育てたいんだ」と非常に明るく話していましたね。    
引退発表は貴乃花親方らしいなと。思い込んだら命がけ。これだけは絶対譲れない、一つの線ですよね。協会執行部が「もう一度戻ってくれないか」というような形でうまく戻ってもらえれば最高ですよ。                         
ただ一度口に出した以上ね、親方の性格からすれば「もう決めたこと」ということでしょうね。                                                               龍川裕氏 30年以上貴乃花親方を取材

 

スポーツニッポン 仁木弘一氏

2012年の時もいきなり「辞める」って言い始めて、妻の景子さんとかと「えっ!?本当?」って話をしましたからね。
でもまだ理事になったばかりだし、これからまだ二期目三期目もあるし、協会をこれから良くしなきゃだめじゃない って話をしてて、景子夫人しかり、いろんな後援者しかり、説得して何とか翻意してもらった。
 

 

不器用で真っすぐな貴乃花親方の苦闘の日々

2017年に起きた日馬富士暴行事件で、巡業部長だった貴乃花親方はこの事件を協会側に報告しなかったとして嫌がらせに近い降格人事を受けることに(下図)

まとめ

彼はこの暴行事件を協会に全て委ねるのではなく、警察の手にゆだね、一歩も協会側に譲らなかった。
その真っすぐな姿勢に多くの人が感銘を受けたことと思う。強きにも決して媚びない、引かない。弟子という大切な存在を傷つけた相手は誰であろうと許さない。
そんな貴乃花親方の意思が伝わってきて個人的に「これが横綱か・・・」と改めて感じた。
それに対して訳のわからない理屈で貴乃花を追い詰める生け花の人や、トップだというのにてんで頼りない八角理事長にしても、貴乃花とは明らかに役者が違った。
むしろ協会内の立場や権力に汲々としているかのようにみえるそれらの人々の慌てぶりに対し、貴乃花は全く主張を曲げることはなかった。
要は清廉なのである。純真の上潔癖。もともと相撲協会のような組織には合っていなかった。だから今回の「退職」も必然といえるのかもしれない。
真っすぐさは信念を貫く強さにも繋がるが柔軟性に欠けるという欠点にもなる。
表面上従う振りをしながら、腹の底では「いつか改革してやる」という野望を抱え、トップになるまで雌伏して時を待つ、そんな強かな姿勢も身に付けてほしかった。
彼が相撲協会に残っていれば、協会の体質も変わっていっただろうに、と本当に残念に思う。

 

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