貴乃花親方はなぜ辞めなければならないのか。貴闘力大いに語る

25日の貴乃花親方の衝撃的な引退会見から数日、毎日テレビではこの話題でもちきりだ。

よくコメンテーターとして出演しているのは貴乃花関の兄弟子である貴闘力だ。

昔からの付き合いでもあり、ごく最近まで連絡を取ったりしている関係性とあって、この方のお話は一定の信頼感があると思う。

中でも相撲協会の理事会が行われるきょう(9月27日)貴乃花親方の謎の多い行動の理由とも思える発言が貴闘力の口から飛び出したので紹介する。

その背景としてまず25日の会見で貴乃花とNHK解説委員の刈谷氏との間で交わされた「異例のお願い」を紹介する。

 

会見に熱血相撲解説者あらわる。

ざっと上記のNHKの解説委員の発言を紹介する。

会見の質疑内で、アナウンサーとして長く大相撲中継も担当し、現在は解説委員のNHK刈屋富士雄氏はこう切り出した。「親方、かなり誤解しているんじゃないかと思って今(質疑応答を)聞いているんですよ」

「告発状の内容をすべて事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないとか、一門に所属できないということを、相撲協会が総意として決めることは、まず考えられないと思って。8月7日の文書を協会側の調査によって事実無根と結論付けたわけですが、告発状を出した親方には親方なりの真実があるわけで。

でも告発状を取り下げて、その騒動の処分を受けているわけですよね。その上で、事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないなんてことは、たぶん協会の総意ではなく、一部の理事、一部の役員の考え方じゃないかと思うんですよね。

引退届を受け取った協会の人が『これは誤解だ』と、あるいは『ちょっと話し合おう』という形で、いろいろな話し合いを求めてくる可能性もあると思うんですよ。その話し合いには是非、応じてほしい

「貴乃花親方が一門に所属しない件も含めて今場所中、いろいろな親方の話を聞いて貴乃花親方を残したい、応援したいという人は半分以上いると思うんですよ。だから、今はもう辞めると思っているかもしれませんが、もう1回、もし協会が『話し合おう』という時には是非、話を聞いてもらいたい。30年来の付き合いとして、これは質問というよりはお願いです

「あなたを応援している親方は半分以上いる」

ずっと相撲の解説を担当していた刈谷氏は、質問というよりもむしろ「お願い」という形で貴乃花親方に「早まるな」「簡単にやめるな、あなたは求められているんだ」と伝えたのだ。

貴乃花親方側が主張する

「告発状の内容をすべて事実無根と認めなければ、親方としてやっていけない」

「一門に所属できない、と相撲協会に言われた」

という主張が相撲協会全体の総意ではなく、ごく一部の人間の意見ではないのか、と貴乃花に再考を促したのだ。

辞めるだけが最善の策ではない。だから、引き止められても「どうしても辞める」ということに固執しないでほしい、と引き留めるように言葉を掛けたのだ。

 

この発言を聞いた貴闘力の一言。やはりかなりのことを知っている。

まず、会見でこうしたやりとりがあった前提でこれから下を読んでもらうと意味が伝わりやすいと思う。これからはこの話前提でゲストたちが会話している内容になる。

スポーツ評論家  玉木正之氏

「それ(自分が貴乃花親方を支持しているということを)言えますかねえ会議で。言えるかどうかですよ。幹部を前にしてね、この意見を。僕は言えないような気がする」

恵俊彰

「だけど貴闘力さん、もしこれ(貴乃花親方を支持している親方が半数以上いること)が本当だとしたら、親方衆にも貴乃花さん頑張ってると思っている人が半数以上いるのに貴乃花さんはやめていかなければならないんでしょうか?」

貴闘力

「そういうことです。半分以上いるって皆いろんな人と話したら(貴乃花を支持していると)言ってる訳だから。」

「NHKの方、よく言われましたね」

「なぜこの時期に引退を表明したっていうことにどうしても疑問があるんですよね」
「それはいろいろあるんですよ」

俺ここで言いたい、言わないけどね

「そのいろいろっていうのが(貴乃花が)戦意を喪失した、ということなのか、それともエネルギーはまだ全然ある、という状態なのか、表面に出る言葉が「引退」とか「退職」ということなのか・・・白旗っていうことなんですか?」

「白旗ですね」
「貴乃花はやる気があったと思うんですよ。ものすごく。辞めるっていうことは、それが『やれない』と思ってしまったということなんでしょうね。」

恵俊彰

「貴乃花親方の意思が固いので、このまま受理されたら相撲界からいなくなる可能性がある?」

「そうですね、そう思ってんじゃないですか。みんな残ってくれ残ってくれってたぶん電話とかも入ってると思うんですよ。それでもやっぱり、いやおれはもういいよ、っていう形だから・・・」
恵俊彰画像引用元:officiallyjd.com
玉木正之氏画像引用元:産経ニュース
貴闘力画像引用元:デイリースポーツ
ふかわりょう画像引用元:grape

 

まとめ

おそらく貴闘力とスポーツライターの玉木氏は内部事情を相当知っているのだろう。また、いちばんはじめに紹介した刈谷氏も、長く相撲解説者を務めていたという前歴上、親方衆とのコネクションがあると思われ、その三人が言うように

「貴乃花親方は半分以上の親方たちに支持されている」ということは確かなことなのだろう。

しかし今のところ相撲協会にはっきり物言えるほどシンのある人間は貴乃花親方ただ一人だけで、しかも彼もそれらの争いに疲れたのか、自ら身を引こうとしている。刈谷氏の言うように「やめるしかない」と一直線に突き進まず早まらないでほしい。

もしこんな風に相撲界に多大な貢献をしてきた貴乃花を追いだすように相撲界から放逐すれば、世の中の反感は「やはり相撲協会はおかしい」という方向に向くだろう。

貴乃花が辞めたくて辞めたなんて誰も思っていない。現在のところ、居場所を奪われ、立場も奪われて追い出されたようにしか見えないのだから。

 

追記:貴乃花親方のコメントが26日に出たので追記しておきます。

全国のファンは辞めないでほしいと思っているが?

そこはもうご心配しかかけてないと思いますので、これから別のかたちで貢献していければ。小さなわんぱく力士たちもおりますし、入門してくれる子を少しでも増やしていければと思っておりますので。あとはよろしくお願いいします。

総会を欠席されたのは引退されたから?

はいそうです。引退届を出していますので
後援会の方も心配しているが連絡は取っている?
そうですね。これから少し落ち着きまして、後援会の方々にご挨拶しに回ろうと思っています。
九州の田川の後援会とは連絡は?
はい、連絡取り合って、変わらずうちの弟子たちを応援してくれておりますので。
今の弟子たちの様子は?
普通にやっております
 秋巡業に向けては千賀ノ浦親方の元で?
そうですね。そうなるかと思います。
一方相撲協会側のコメント。
まだ受理してない以上は貴乃花さんの弟子なんですよ。だから責任を持って弟子を管理していかなきゃいけない。 芝田山興行部長

 


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