【胆振東部地震】北海道を襲った震度7の地震、起こったメカニズムと今後注意すること

一昨日地震が起こった日、大きく長い揺れで明け方に目が覚めた。「長くてしつこい揺れだったな」と起きてみて驚いた。

北海道が震度7の地震に見舞われ、停電、水道管の破裂、地割れ、家屋の倒壊と非常に大きな被害を受けていたからだ。

今回地震がこれほどまでに大きな被害をもたらたのはなぜなのだろうか。専門家の話をまとめながら、今後どういう備えをしていけばいいのかを考えていこうと思う。

また、地震や災害の際にはよくある事例なのだが、現在札幌市内が全域断水している」というデマがSNS中心に出回っている。

札幌市水道局の発表では現在断水しているのは「清田区、厚別区の一部で、全域との情報は誤り」なので誤った情報を「善意から」拡散しないよう注意したいところだ。

震源地と各地の震度

(ソース:9月7日放映ZIP!NEWSコーナー 筑波大学生命環境系学部 八木勇治教授のコメント)

今回の地震の震源地は胆振中東部(いぶり)震源の深さ37キロ、マグニチュード6.7。震源地は札幌市から約70キロの距離にある。↓(下図星印が震源地)

内陸で起きた断層型の地震。このタイプの地震は深いところから起きるのが特徴だ。

この地震の震源の深さは37キロ。北海道観測史上初めての震度7の地震ということで、一体地層の中で何が起きたのだろうか。

地震によって発生した波のエネルギーが、地表により多く向かってきたのが今回の地震の特徴である。

このために震源の深さの割に大きな揺れを観測したのが今回の地震のメカニズムだ。

震源のほぼ真上に当たる厚真町では、大規模な土砂崩れが起きた。なぜこんなことが起きたのだろうか。

土砂崩れが起きた地域は火山堆積物等で起きた削れやすい地層であった可能性が高いと考えられる。また、先日の台風21号でこの地域に雨が降っており、より地盤が緩くなっていたところ強い揺れを生じたため、今回のような土砂崩れが起きた。

台風21号の雨の影響がこの地震の被害拡大に拍車をかけたと考えられそうだ。現在崩れてはいないが、これから崩れる可能性がある地域もある。

今後の雨の状況により、より危険が高まる地域があるということで、もしこの厚真町周辺で、山林や崖の裾野付近に家がある方は

雨が降った後は明るいうちに避難所に避難するか、きちんと退路を考え、どこに避難すればいいのか考えておくことが大きな備えになる。

特に年配者や体の悪い高齢者は速やかに逃げることが難しい。早めに安全な避難所に退避しておくことが大きなポイントになりそうだ。

 

札幌市清田区はなぜ地面から泥水があふれ出したのか

液状化現象が起きていたことが大きな原因。液状化現象は一般に埋め立て地など地盤が弱い地域で起こりやすく、今回の泥水の流れ出しが起きたあたりは地盤が弱い可能性が高い。

また、液状化が起きると水道管の破裂が起きやすいことが分かっているが、この規模の被害が生じるのは非常に珍しいケースと専門家は考えている。

これから被害が起きた地域で注意すべきこと、気を付けること

余震への備えは必要になってくる。同時に今後これより大きな規模の地震が発生する可能性があるということもある。

つまり、今回の地震が「本震」ではなく、さらに大きな地震が起きる可能性もまだ残っているのである。

この地域には「石狩低地東縁断層帯」という断層が南北に走っており、今回の震源地がこの断層帯を刺激した可能性がある。そのため、ここ2~三日、この断層帯上で新たな地震が発生する可能性があるということを認識しておくべきだ。

まずは早めの避難、防災グッズをまとめておく、夜地震が起きてもすぐ逃げられるように服を枕元にきちんと置いておくことなど、できることはたくさんある。

まずはお近くの避難所を調べ、いざというときの備えをしておくことが重要だ。

 

 

 


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