【名探偵コナン】「あの方」のヒントが普通に転がってた件③アナグラムを読み解く【考察最終結論編】

誰がRUMなのかと考えるととりあえず全員が怪しく思えてくるRUM編。いよいよ「あの方」の名前が10月18日発売した95巻で判明するとあってRUM編を読み返していたところ、ある巻にヒントが転がっていたことに気が付きました。

 

すでに「あの方」の名前をご存知の方対象の記事です。

ブログ主はコミックス派ですがネットで「あの方」の名前をネタバレで知ってしまいました。

まだ「あの方」の名前を知らない方、コミックスが出てから知りたい方はこの先を読まないでください。

せっかくの楽しみがネタバレで台無しになる可能性がありますご注意ください。

これまでの記事概要です

ではコナン89巻~90巻で取り上げられた「不動産屋社長殺人事件」が17年前の棋士殺人事件に酷似しており、その中の遺品「羽田浩司の手鏡」に着目して考察をしました。

では「羽田事件」についてより深く考え、羽田浩司がなぜ殺されなければならなかったのか、浅香の役割は何かについて考察しました。

この③では でまとめたことを踏まえ、本筋の「あの方」について考えていこうと思います。

 

あれ?これボスの名前出てない?と思ったのが始まりだった

名探偵コナン 90 (90) (少年サンデーコミックス)

これまで長々と考察してきたのですが、90巻(不動産会社社長殺人事件 解決編)で、今回書いた「ボスの名前出てる」ポイントに気が付いたのが始まりでした。

この事件では殺された不動産会社社長がダイイングメッセージとしてコップを水の中に入れてハサミで切断し、その英字を除くことで犯人の名が浮かび上がる、というからくりでした。

17年前の羽田浩司事件と「割れた食器類」「水が流れっぱなしの蛇口」「被害者がハサミを使ってメッセージを送った」という事柄が共通しています。

 

羽田浩司事件の現場遺留品がまたも「重要アイテムとして」

マスカラにおまけで付いてくる「PUT ON MASCARA」と書いた手鏡も割れて散乱(宮野エレーナの遺品と同じ)

 

「不動産会社社長殺人事件」のトリックのからくりでコナンと沖矢昴が「羽田事件」について同時にたどり着いた結論は「アナグラム」でした。

90巻FILE2「切り取られた文字」より

「PUT ON MASCARA」のうち残った文字は「PUT ON MASCARA」、つまり羽田が残したかったメッセージは「PUT ON MASCARA

この文字を抜き出すとUMASCARAになり、この文字を並べ替えると

ASACA RUMという二つの単語ができる。浅香は の記事でも紹介したが、羽田事件に深く関わっていると見られる人物。RUMは組織のナンバーツーの正体不明の人間だ。

コナンも沖矢もこの符合に興奮を隠せない。しかし、このアナグラムにはもう一つの真意が含まれていたことに先日気が付いた。

もう一度残った文字を抜き出してみる。

「UMASCARA」は「ASACA」「RUM」にも分解できるが「CARASUMA(烏丸)」にもなるのである。

「ASACA」も「RUM」もきちんと意味の通った単語(というか固有名詞)だが「で?」という感が拭えない。ASACA(浅香)がRUM(ラム)だとでも言いたいのだろうか。

名探偵コナン色紙ART [8.沖矢昴](単品)
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実際作中でもコナンも沖矢も「だから?」という時点で考察が止まっている。「ラム」と「浅香」が分かったからと言って、非常に推理力が高いコナンや、事件を知っているはずの沖矢(赤井秀一)にすら羽田の残したかったメッセージの意図が分からずにいる。

名探偵コナン コナンカフェ2018 アクリルスタンド 沖矢 昴
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ところが「ASACA」「RUM」が本来のメッセージでなかったとすればある推測ができるのである。

(補足:ちなみにPUT ON の英語の意味は化粧を付けるのほか

    • だます、かつぐ
    • 〔薬などを〕処方する

という意味深な意味もある。

 

これ以降は10月18日発売した95巻の話が出てきます。まだ読んでない方にはネタバレになりますのでご注意ください

 

「黒ウサギ亭シリーズ」でさらりと出てきた重要会話

青山先生復帰後すぐに始まった「黒ウサギ亭」シリーズ、第三話に非常に意味ありげな回想が出てくる。

関係者諸岡が「よく転んでけがをしていたと・・・」と安室(バーボン)が目暮警部に話したとたん、自身の子供時代をなぜか思い出す。

名探偵コナン バーボン アクリルスタンド Vol.2
名探偵コナン バーボン アクリルスタンド Vol.2

灰原哀(シェリー)と組織の一員だった宮野明美姉妹の両親「宮野エレーナ」と「宮野厚司」の会話を聞いたことも。

エレーナ「それより例の話はどうなったの?あなたの研究をバックアップしてくれる施設に移る話」

厚司「ああ・・・あれは断ろうと思っているよ・・・」

エレーナ「え?どうして?」

厚司「(中略)君のお姉さんも少し胡散臭いって言ってたしね」

エレーナ「でもスポンサーはあの烏丸グループでしょ?」

厚司「そうなんだが悪いうわさも聞くよ?また学会でマッドサイエンティストと叩かれるのも何だしねえ」

FILE1011「あの女性の記憶」より引用

上記の宮野夫妻の会話は、夫厚司の研究をサポートしてくれるスポンサーが現れていること、厚司がそれほどの重要な研究(または発見)を将来するであろうと見なされていること、そのスポンサーが「烏丸グループ」であること、しかし夫は「悪い噂をよく聞く」のでその話を断ろうとしている(が明美が哀を身ごもったため、受けるか否か迷っていた)ことがわかる。

この会話は非常に重要なものに思える。なぜなら、以前から羽田事件の遺留品「マスカラをつけよう」ミラーが、非常に化粧品である「マスカラ」と切っても切り離せない関係にあるという事実だ。

化粧品会社は単なる「化粧品を作る企業」ではない。化粧品を開発、販売する過程で研究者を必要とするれっきとした「理系企業」なのである。

ならば「マスカラをつけよう」ミラーをおまけとして売り出したその「マスカラ」は、実は烏丸グループ(または系列の化粧品会社)が作ったものとはいえないか。

上記の宮野夫妻の会話からも「烏丸グループ」が研究開発にふさわしい環境を用意できる団体(つまりそれだけの経験、インフラがすでにある団体)だということは明らかだ。

「マスカラをつけよう(PUT ON MASCARA)」はこの烏丸グループが「烏丸グループがやってるよ~!」というギリギリバレるかばれないかいわゆる「身内ネタ」でニヤニヤするためのアナグラムではないのだろうか。さらに「マスカラ」はただ並び替えただけで「カラスマ(烏丸)」にもなる。なんとも意味深な言葉であると言わざるをえない。

まあこれまで出てきた「あのお方」つまり「ボス」はそういうタイプの性格ではなさそうだが(ベルモットに慎重居士と言われている)

ひょっとして「謎の黒ずくめの組織」の異常な経済力や湯水のように湧いてくるヘリ、銃器、高度なハイテク道具なども、実は「黒ずくめの組織」自体「烏丸グループの息がかかった企業グループ、または人材」だと思うと非常に納得が行く気がする。

こう思ったのはすでにで紹介した通り「宮野エレーナ」の遺品が「マスカラを付けよう」ミラーで、それが宮野明美に受け継がれたことに端を発している。


やはりこの鏡は単なる「お母さんの形見」ではない。非常に重要な意味をもっているはずだ。

 

宮野夫妻は「利用価値」がある人材であり、毒にも薬にもなりえた存在なのでは

上記に紹介した宮野夫妻の会話からも「烏丸グループ」が金を出してまでほしい研究を宮野厚司が成功させつつあったこと、しかもその研究を「怪しい噂を聞くので」烏丸とは関わりたくないと厚司が考えていたこと、最終的にはなぜか夫妻が「黒ずくめ」の研究員として研究することになってしまったが、その研究で生じた「何か」を「宮野夫妻が意図的にミスリード」し、二人が死んだら解けなくなる「謎」として「研究の結果を絶対に組織には渡さない」という保険を残しておいたのではないかと思う。

そうなれば、組織がシェリー(灰原哀)に以上に執着する理由が分かるような気がする。

名探偵コナン アクリルスタンドフィギュア ヘッドフォンVer 灰原哀
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さらに考察すると、この「夫妻の研究」が「人を幼児化してしまう」研究ではなく「人を不老不死にする」類の研究ではなかったのか、と思えてくる。

なぜなら、この「烏丸蓮耶」という男に付きまとうのは「不老不死」という言葉だからだ。

「黄昏の館編」(原作30巻FILE.4「糾合」~FILE.7「誑欺」)に登場した烏丸は、今から数十年程前に謎の死を遂げた大富豪で、40年前の時点で100歳を超えていたとされる。

「不老不死」または厚司の言う「マッドサイエンティストだの何だの言われるのも~」という発言からして「クローン人間」の類の研究なのかもしれない。

いずれにせよ「烏丸蓮耶」は喉から手が出るほど「宮野厚司」の研究がほしかったはずだ。

夫妻の死は

研究が終わって用済みになったこと(口封じ)

どうしても夫妻が烏丸のいうことに従わなかったこと(報復)

このどちらかの意味合いをもった「死」なのかもしれない。

以上、この③の考察を書くために  と回りくどく考えてきた。これは「あのお方」の名前を予め知っているからこそできた考察であり、これまでのコナンも「あのお方の名前ありき」でさらに読み直し、再度考察が出来たらまた記事を書こうと思う。

長々とした記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

今回の考察に大きく関係している巻(羽田浩司事件のアナグラム解読巻)は90巻、羽田浩司事件概要に詳しいのは89巻になります。「あの方」が名前だけ登場する巻は30巻です。

 

 



 

☟最新刊95巻について考察しました。

 


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