【名探偵コナン】「あの方」のヒントが普通に転がってた件②羽田浩司事件に潜む謎【黒の組織】

17年前の事件「羽田浩司殺人事件」で現場に残されていた手鏡「PUT ON MASCARA」の謎をでは考察しました(羽田浩司の手鏡の謎 編)

その考察で、この鏡が灰原の母エレーナの遺品として残されていたこと、それが灰原の姉宮野明美に引き継がれたことを取り上げ「この鏡を提示することが黒の組織の一員の符丁になる」のではないか、ということを推測しました。

今回は、この考察を土台に、羽田浩司はなぜ殺されなければならなかったのか、この事件はいったい何なのか、ということを中心に考えていきます。

 

 

犯人は黒の組織ではない?羽田事件の犯人について

の事件のあらましで書きましたが、羽田浩司の腕には蹴りと殴打の防御創がありました。このことから、羽田を襲った人物は気が短く、手段のためなら方法を選ばない人間だということがわかります。

また、羽田浩司も簡単に殺されるような人間ではなく、少なくとも防御はできるほどの身体能力は有していたことがわかります。

恐らく羽田浩司が持っていた何らかの情報、またはもの(手鏡?)を奪い取るための所業だと思われ、羽田は最後までそれに抵抗し続けたのでしょう。

羽田の死因は不明だが、彼が何らかのメッセージと思われる皿を叩き割ったこと、また①で述べた割れた手鏡が散乱していたことから、この暴漢の襲撃はすぐに羽田の命を奪うことはなく、彼が最後にダイイングメッセージとしてこれらの破壊を行えたことを考えると、この刺客は「黒の組織直属の人物ではない」と推測できます。

 

第504話「赤と黒のクラッシュ 殉職」黒の組織はキールに赤井秀一の殺害を命じたとき止めを刺すことを念押しし、キールが最後まで任務を果たすかを監視していました。

それほど赤井を恐れたからかもしれませんが、黒の組織のやりかたとして、羽田が何らかのメッセージを残せるほど余力を残しておくとは思えません。

 

 

第504話「赤と黒のクラッシュ 殉職」

きっちり息の根をとめ、それをもって「任務完了」とみなす組織のように思えます。まして、この件が組織のナンバー2「RUM」が関係している件ともなればさらにその傾向は強くなるように思える。

 

なぜ「アマンダ・ヒューズ」は死んでいた?怪死の謎を考える

名探偵コナン 89 (89) (少年サンデーコミックス)ここでコナン89巻での情報を思い出します。「アマンダは羽田浩司の部屋を訪れたのは確かなようだしな」とコナンが羽田事件をまとめたネット記事を見ながら言います。

その根拠は羽田の部屋にあるソファ、コップ、フォークなどにアマンダの指紋が付着していたこと、とさらにコナンと灰原が会話します。ここが妙に引っかかりました。

アマンダの指紋が羽田の部屋にあったからといって、そこが「羽田の部屋」だとは限らない、と。なぜならコナンたちは「羽田の部屋」と言っているが、羽田の指紋に言及した様子がない。そこを「当然羽田がいたんだから羽田の部屋」と思い込んでいる部分があるのではないかと思ったのです。

羽田の部屋はアマンダの部屋だったのでは?

通常「〇〇さんの部屋」というのはホテルチェックイン時、手続きをして割り振られた部屋のことを言います。が「同じホテルに宿泊したもの同士」ならば、部屋を取り換えれば部屋の偽装は可能です。

羽田浩司とアマンダ・ヒューズは部屋を入れ替える共通の理由があり、互いに合意の上部屋を取り換えたのでは
と思ったのです。89巻の灰原のセリフを引用すると
名探偵コナンセレクション 灰原哀編 (My First Big)「荒らされたまま放置された(羽田が殺されていた部屋)この部屋・・・組織の仕業ならこんなことあり得ない・・・何事もなかったように立ち去るのが彼らのやり方なのに・・・」
「実際、殺されていた資産家のほうの部屋は(きちんと痕跡がなかった)そうだったみたいなのに」

このことから「アマンダがいた部屋」は黒の組織に襲われ(つまり黒の組織は羽田浩司が

いると思って部屋を襲撃した)当然、アマンダはそれを目撃したものとして始末される。

ホテルの名簿上は羽田の部屋になっているが、実際居たのはアマンダなので、部屋の調度品などに指紋が付いていたのは当然の流れだ。

 

ホテルの名前が非常に意味ありげな点に注目

彼らの宿泊していたホテルの名前「juke」が気になっていました。jukeは【あざむく、だまし、欺く、フェイント】といった意味です。

「juke」自体何らかのメッセージでは。

このホテル自体、FBI、CIAに繋がりをもつ「アマンダ・ヒューズ」に肩入れした組織だとは考えるのは強引でしょうか。

 

羽田浩司が殺された訳を考える

ではなぜ羽田浩司は殺されなければならなかったのか。

組織に貢献するフリをして内部情報を探りそれをどこかに流そうとしていたため

具体的に言えば、アマンダ・ヒューズと関わるFBI、CIAにです。羽田浩司は将棋指しです。それなのに、趣味とはいえわざわざアメリカに出向き、チェスの試合に出た理由は

大会という大義名分を装い、ファンを自称するアマンダヒューズ(エージェント?)と接触し、情報を流すことをカモフラージュするため

なのではないか、と。当然羽田浩司はバカではありませんので、アマンダと接触すること=組織に反目したと見做されることは理解していたと思います。

ならばなぜ何の対策も取らず殺されてしまったのか。

アマンダのボディガード、浅香がいたからです。

 

浅香がいるなら安心、と思った訳ではないが

彼女はアマンダのボディガードであると同時に、エージェントであるアマンダに接触する情報提供者のボディガードも務めていたのではないかと思うのです。

 

名探偵コナンスーパーコレクション 黒ずくめの組織 (My First Big SPECIAL)だからどこか羽田は安心していたのではないかと思う。ここでもう一つ強引な考察をすると、実は浅香の正体は組織がアマンダの元に送り込んだ「スパイ」だったが「組織の手のものを装いながら、実は組織に反目する者だった」ということ。

だから組織は羽田とアマンダの接触がただの「将棋指し」と「ファン」の交流でないと知っていた。浅香は組織に属するものの定めとして、つねに自らの身の潔白を「組織に情報を提供していくことで」貢献しなければ自分が疑われ、殺されかねない。

だから組織に流したのは「要所を外しているが大筋では間違ってない」アウトラインの情報だけにしておき、いざ組織がアマンダと羽田に何らかの危害を及ぼそうとした場合は守る気でいた。

 

つまり「組織のもののフリをして(組織に)疑われるのを防いでいた」ということです。理由は組織により深く潜り込むためです。そこそこ重要な情報を手土産に、疑われることを防いでいたと考えます。

 

第二の考察「浅香は二人を守れなかった」

アマンダは殺害されました。羽田も部屋中を散乱させるほど抵抗し、ダイイングメッセージを残してこときれました。

浅香は正当な雇い主であるアマンダ、羽田を守れず姿を消しました。依頼主のボディガードでありながら雇い主のアマンダを守れなかった。

これはこうした職業の人にとっては屈辱ともいえる敗残ではないのか。

彼女の無念は非常に大きく、実際の彼女の立場である「重要参考人」というのは大きな誤りで、実際は「雇い主を守り切れず、むざむざ殺してしまった」屈辱を晴らすため姿を消したのではないかと思う。

プロのボディガードの彼女をもってしても守れないほどの危機に、ヤケになって特攻するのもひとつの生き方でしょう。

しかしそれはどう考えても犬死ににすぎないやりかた。だから彼女は「卑怯者」や「現場から逃げ出した重要参考人」という屈辱をあえてとり、自分一人が生き残ることによって二人の復讐をしようと考えているのではないかと思う。

部屋入れ替わり説や今回の考察は非常に強引なので、個人の考察だと思って流してもらえるとありがたいです。89巻だけでもこんなに考察できるなんて、コナンは実に奥が深い。伏線もたくさんあるので何回読み返しても面白いです。

 

 

🐾関連記事🐾

☟①はこの考察の前編です。次の③ではようやく本筋の「あのお方」の話に入ります。

「あの方」のヒントが普通に転がってた件①羽田浩司の手鏡の謎
「あの方」のヒントが普通に転がってた件③アナグラムを読み解く【考察最終結論編】



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