【札幌タコ投げつけ事件③】タコはどこから来たのか。生だったタコの素性を考察する

記事①怪事件】タコを一時間壁に投げつけ、叩き付けるという狂気【目的不明】

では「札幌タコ投げつけ事件」の概要、犯行時刻から想定できた犯人の行動経路をまとめた。

記事② 【札幌タコ投げつけ事件②】事件当日の犯人の移動ルートを徹底考察【叩き付けすぎ】

ではその想定ルートをもとに、①で考えた「犯人の当日の行動ルート」を地図上でシュミレーションを行った結果、犯人が「菊水旭山公園通り」を東から西へ直進したあと、現場に向かった考察ができた。

この③では少し目線を変え、犯人が現場に持ち込んだタコの身元、出どころについて考えていく。(タコの種類に興味がない方は今記事はとばしてください。割と迂遠な感じで結論を出すのでじれったいと思います)

まずタコの種類から考える(ここが意外と重要)

 

 

 

 

 

 

 

まずこの事件のタコの種類を考えてみよう。大まかにタコは

〇マダコ(瀬戸内海で良く採れるタコ)

〇水ダコ(北海道で主に収穫されるタコ)

〇やなぎだこ(マダコより柔らかい。

三陸や北海道で漁獲。主に茹でた状態で流通)

〇イイダコ(小ぶり。ゆでても硬くなりにくい。オデンなどに使用)

の四種に分けられる。上の写真はおそらく水ダコだろう。

上記のサイトでも紹介されているが

全国のたこの漁獲量を見ると、北海道がダントツの1位で、全体の56%。

漁獲量1位の北海道では、水揚げの70%をみずだこが占めている。みずだこは北海道の日本海側とオホーツク海側に多く生息している。北海道では刺身以外に、たこのしゃぶしゃぶも人気がある食べ方だ。一方、太平洋側ではやなぎだこがよく獲れ、たこ焼きやから揚げなどに利用されている。

引用元:「オリーブオイルをひとまわし」まずは押さえておきたいたこの種類と選び方より

つまり日本のタコ漁獲量の56%を占めている北海道は日本一のタコの産地ということになる。

北海道のタコといえばメインは「ミズダコ」であり、一番流通しているものはこのタコである、という想定ができる。

☟画像「北海道ぎょれん」北海道のさかな「タコ」より引用。圧倒的に水ダコが多いのがわかる。

 

ミズダコってすごい重量なんですよ

じゃあ「札幌市タコ投げつけ事件」はミズダコだね、めでたしめでたし、とそこで簡単にはいかないのである。ミズダコは世界最大のタコであり、大きいものなら三メートル、30キロ前後にもなるという。
タコ 章魚ぬいぐるみ リアルぬいぐるみ いたずらとして最高(80cm)
タコ 章魚ぬいぐるみ リアルぬいぐるみ いたずらとして最高(80cm)

無理・・・ちょっと待て、これ室伏ぐらいでしょ一時間投げ続けられるの・・・

ゾーンの入り方 (集英社新書)
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ここで念のため調べてみると、室伏の砲丸は一つ7.26キロなのだそうだ。同じくハンマー投げのハンマーも同じ16ポンド(7.26キロ)

握力120キロ、背筋力389キロの鉄人室伏広治を超える身体能力かよ!

7.29キロの砲丸やハンマーを投擲できるのは日本一の超人室伏だからできることであって、どうかんがえてもタコとはいえ、30キロ近くの物体を一時間も壁にぶつけ続けるというのが、いかに常人の力を外れているか、ということはお分かりいただけるかと思う。

 

じゃあ完全に行き詰ったじゃん、というか普通の人間には不可能だということがわかっただけなのだが、ここで一つこの「投げられたタコはミズダコ」説に逃げ道がある。

 

「小さい水ダコ」説の論拠二つ

色々調べているうち、この記事に突き当たった。

このミズダコは計量したところ6キロもあった。しかし残念ながらミズダコにしてはまだまだ小物である。この釣り船では10キロオーバーはざらで、運が良いと20キロ、30キロという怪物に出会えるというのだ。

引用元:デイリーポータルZコラム 「世界一大きなタコ、ミズダコを求めて」より引用

上記のミズダコ釣りに行かれた方の話によると、彼が釣り上げたミズダコは「ごく軽量の」6キロのものだったという。

前述したように、6キロでもまだタコの重量は室伏の砲丸なみの重さである。つまり、ミズダコは「すべての個体が20~30キロの重量」ではないということだ。

また、メスのミズダコはオスのミズダコよりも小さく、身が締まっているのだそうで、そうなるとこの「札幌タコ投げつけ事件」のタコはミズダコはミズダコでも「メス」だった可能性が高くなるのではないだろうか?

(注:北海道の漁師は身が締まって旨いメスのミズダコのことを「マダコ」と呼ぶらしい。オスはそう呼ばないそうだ)

タコの成長速度で結論「水ダコ投げつけは可能である」

今回は引用ばかりで申し訳ないが、非常に重要な内容なので引用した。

標識放流試験からミズダコは非常に成長の良いことがわかってきました.例えば,体重1.6kgで放流したミズダコが343日目に27kgで再捕され,1年で17倍になったことになります.これは非常に成長の良い例で,平均すると体重1~2kgの個体は1年後に体重10kgになっています.しかし,体重2kgで放流しても1年後に4~5kgにしかならない個体も多数見受けられます.ミズダコの成長には非常にばらつきがあります.

引用元:青森県産業技術センター記事「タコ入門」より引用

ぷていまりん タコ 小 笛入り H=80 W=70 D=70
ぷていまりん タコ 小 笛入り H=80 W=70 D=70

つまりなぜ上記の「小さくてもミズダコ6キロ」のコラムと「タコ入門」のコラムを引用したかというと、タコ投げつけ事件で投げつけられたタコは「ミズダコで間違いない」が、総重量は「20~30キロではない」ことを証明したかったからだ。

ミズダコの大きさは個体差が大きく、また放流時は1.6キロから一年で17倍に成長し、もうマンションの外壁に投げつけることなど不可能な重量に成長することを考えると今回の結論はこうだ。

①札幌市タコ投げつけ事件の被害者のタコは「ミズダコ」で間違いない

②体の小さいメス、しかも重さが一キロ少々の一歳未満のタコと想定できる

次回の記事では


 

犯人像を絞り込む記事を書きます(注:ブログ主の完全な想像です)


 


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