オウム真理教事件~糸は全て「オウム」に向かっていた。警察を阻んだ二つの壁⑦

解決の糸口は全て「オウム」に向かっていた。しかし警察には二つの障壁が

極秘捜査―政府・警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」 (文春文庫)
極秘捜査―政府・警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」 (文春文庫)

「地下鉄サリン事件」「松本サリン事件」「目黒公証役場事務長仮谷さん拉致事件」「坂本一家殺人事件」などを引き起こしたとしてオウム強制捜査が入ったのが1995年3月22日。

坂本一家殺人事件では坂本家の現場にオウムのバッジ「プルシャ」という明確な証拠があったにも関わらず、警察のオウムの捜査は後手後手に回り、その間生じた空白期間でオウムはサリンを製造し武器を作り、強制捜査の二日前に地下鉄サリン事件が引き起こされてしまった。

警察の情報がオウム側に漏れていたため、常にオウムに先回りされていたためでした。下記の写真のソースにもあるように、TBSが強制捜査日程をオウムに漏洩したこと、それが大きく警察の足を引っ張ったことは確かです。

の記事でも触れた「TBSとオウムの濃密な関係」は時には警察の捜査情報すらオウム側に漏らしていたこと。

ソース(東京スポーツ 1996年4月11日号)

また警察官の中にもオウム信者がおり、警察の情報をリークしたことが大きく関係している。

 

(☟オウム信者の元警察官の供述より 

元警察官は1995年4月初旬オウム真理教幹部から「自分が乗っている車両が手配されているかを調べてくれ」と頼まれ、仕事を装い警視庁内センターに車のナンバーを照会。「該当なし」の回答を職務上知り得た秘密と知りながら同幹部に伝えた疑い。本富士署に勤務していた88年4月オウム真理教に入信し、休日を利用して宗教活動をしていたという。

引用元:wikipedia警察庁長官狙撃事件

 

あのとき「オウム報道の失敗」があったことを忘れてはいけない

 

警視庁捜査一課特殊班 (角川文庫)
警視庁捜査一課特殊班 (角川文庫)

一連のオウム事件の捜査に関して、これはもう後手に回るのは仕方ないというほど不利な条件ばかりです。

まず普通警察にオウム信者がいるなんてわかりませんし

マスコミは重要な情報オウムに簡単に漏らしてるし

やはり重要な情報は事前にマスコミにばらすべきではない。

というよりなぜこのときTBSが潰れなかったのかが疑問です。調べていけば調べていくほどもはやTBSはオウム側かと考えてもおかしくないくらい。

最近麻原はじめ、ほかのオウム幹部の話題の死刑執行で、ツイッターなどでTBSビデオ問題を思い出している人が増えましたがそれでも全く足りないと思います。

TBSの失敗はずっと語り継がれるべきだし、当時を知らない世代にはきちんと伝えておく必要があると思う。

 

自身もオウムに狙われながら、オウム事件をずっと一線で追ってきた江川さんの本。



 

☟オウム関連記事です。徐々にエスカレートしていくオウムの犯罪と、当時何も知らない一般人がどのような目線でオウムを見ていたのか、ということを中心に時系列で書いています。


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