家族が要介護状態に。遠隔地の家族がそのときできること


先日書いた記事でも親が突然倒れたり急病になった場合をまとめてきました。

今回は家族が介護状態になったときのことをまとめていきます。

やはり連絡は突然。はじめに来るのは「動揺」「混乱」つぎは「現実」

親と同居でもしていない限り、大抵の人は親と離れて暮らしていますし、現代ではそういうパターンのほうが多いと思います。

親が元気な若いうちは、親が倒れたりどうにかなるなんて想像もつかないんですよね。いざ本当に「親も年を取るんだ」とか「親の顔を見るたびに年を取ってるな」と感じてくるまではその実感が湧かないのが普通だと思います。

特に普段元気な親だと、いざ親が急病になったり、病院に入院する事態になってまず直面するのは「混乱」です。

親も人間であるかぎり年は取るし、いつか老いて大抵の場合自分より先に死んでしまう、ということをそうして突き付けられたとたん、足元が崩れていくような不安を感じてしまうのです。

 

「親が住んでいる住所の地域包括センター」を知ることが必要

「地域包括センター」ってご存知ですか?私は親がこういう状態になるまで聞いたことも気にしたこともありませんでした。

「地域包括センター」というのは介護にまつわる事柄を取り扱っている場所になります。各市町村が設置しており、地域ごとに管轄地域が決まっています。

だから、親が倒れて介護が必要になるかもしれない、というときはまず自分の親の住所を管轄している「包括センター」を調べてください。

親が介護が必要になった場合、まず最初にお世話になるのがそこです。あらかじめ知っておいても全く損はしませんので、ぜひ調べてみてください。

 

倒れてないほうの親の精神的ケアをする

一時的に立ち上がることも困難になった父を見てパニックになったのは母でした。体が小さい自分が、今後父の世話をしていけるのか、ということで頭がいっぱいになっていたようでした。

子供ができることはまず倒れてないほうの親の精神的ケアです。実際これから実務を担っていくのが倒れてないほうの親なので、まず相談にのる、話を聞く、これだけでも立派なサポートです。

遠くに住んでいてもこういうかたちで親の役に立つことはできます。

看護する親の精神的フォロー→実務 という流れで考えると良いです。

次に「実務」の解説をします。

私はいま「要介護状態 要介護状態」と言っていますが、その時点では「自分の親が要介護状態に当たるのか否か」ということは判断ができませんでした。

素人だから当然です。そこで登場してくるのが「地域包括センター」になります。

まず、親が「介護状態」にあるかどうかの判断は「地域包括センター」の専門の職員が親の状態を見、さまざまなデータをもとに結果が出るのですが

お願いして、見に来てもらわないと判断もされない

ということをまず頭にいれておいてください。

 

「介護申請」をするまでの手順と考えたほうがいいこと

「親が倒れて病院に入院しているとき」これが包括センターにお願いするベストのタイミングです。

なぜなら、介護申請には医者の診断書とケアマネージャーさんに「親の現状」を見てもらう必要があるからです。

病院にいれば診断書の発行もスムーズですし、病院にはケアマネさんがいることが多いのでその二つを一気にクリアできます。

私の場合は、病院でケアマネさんと担当医とのやりとりを経て「介護申請」を行ってもらうことになりました。

その後、包括センターから専門の人が親の状態を見に来ます。その後判断がされるまで「一か月」かかるのが目安です。

親に介護、ケアが必要。「介護申請」を行えば「誰にも知られず一人で背負い込む」重さが減る

そうして介護度のレベルが分かれば、その後は担当ケアマネさんが付いてくれるので小さな心配事、悩み、困っていることを現実的に解消してくれる助けになってくれます。

たとえば「足が不自由なのでスロープを設置したい」だとか「転倒の危険があるので手すりをつけたい」だとか「お風呂に入れるのが大変だ」とか、生活していくうえで不便になっていることに対して解消するために助けてくれます。

この「担当ケアマネ」さんにはかなりお世話になっています。遠くに住んでいて、なかなか親の助けになれないとき、こうした助けになってくれる人がいるおかげで、親も「一人でやんなきゃ、全部一人でなんとかしないと」という思い込みから解放され、ずいぶんと明るくなりました。

また、日中預かりである「デイサービス」も紹介してくれたので、介護する親も介護から自由になる時間ができて、随分助かっていると話していました。

 

「親が要介護」前は知らなかった。「介護するほうのサポート」のほうが重要である

本当にこれは経験してみるまではわからないことだったのですが、ふつうは「病気になったほう」「倒れたほう」のケア、サポートが必要だと思ってしまいます。

個人的にこれは違うと思います

なぜなら、病気になって病院にいれば、プロが本当に申し訳ないぐらいに良くしてくれて、しかも万全にケア、サポートを行ってくれます。

看護師さん、入浴させてくれる方、リハビリ担当の方。本当にいろいろな人にお世話になって、いくらお礼を言っても言い切れないほどサポートをいただいています。

「体調を悪くした親」に対して「世話をする親の方のしんどさ」にはなかなか目が向かないというのが現実ではないでしょうか。

 

配偶者が倒れたストレス。

将来を考えて不安になる気持ち。

いつも調子の悪い家族を見ているつらさ。

通院、医療にかかる負担、体力的なしんどさ。

上記に挙げただけでも相当なストレスが掛かっていることは明白です。極論になるかと思うのですが、家族が「介護状態」になり、包括センターに介護の対象として診断されたとします。

そうした場合、本人は先ほどにも挙げたとおりさまざまな「プロ」が完全にサポートしてくれる態勢が始まります。

しかし「看病する人」の気持ちをサポートできるのは「家族」にしかできません。むしろ「親が介護」になった場合、できるかぎり「元気なほうの親」をサポートし、精神的な助けになることが最も重要だと考えています。

 

まとめ

〇親が住んでいる住所の「地域包括センター」を知っておこう

〇親が起き上がれない状態になったら、病院にいるうちに「介護申請」をしよう

〇「介護申請」の結果が出るのは一か月かかる

〇「要介護度」がつくことで「介護のサポート態勢」が整う

〇元気な親の精神的、経済的サポート。それが「遠隔地でできる介護の手伝い」

このまとめが何かの役に立てば幸いです。

大切な家族を介護するときにやるべきこと Q&A100 [ 女性自身編集部 ]

価格:880円
(2018/4/17 10:50時点)
感想(1件)

大切な家族の入院・介護でやるべきことのすべて [ 藤林慶子 ]

価格:1,512円
(2018/4/17 10:52時点)
感想(0件)

家族に介護が必要な人がいます [ 西岡修 ]

価格:1,512円
(2018/4/17 10:53時点)
感想(0件)



error: Content is protected !!